ヘイヘイMr.エンタメマン

関東平野はまだ猛暑です。たすけて。皆様いかが灼熱でしょうか。

今してることは、こないだの新作の「制作工程」を整理しています。
Notionにメモしながら、たとえば下書きの時に今何を想っているか、何がもっとこうだったらやりやすいかなどのメモをまとめています。

メモでちょっと面白かったのは、「朝に少し運動をすると、机の前にいる持久力が上がる」というのが何回か出て来ていて、やっぱ健康第一なんだなぁって思いました。

やっぱこういうのちゃんとメモしとくとあとで役立つなぁ。このページ、技法のコーナーにまとめておこう、と全選択してキリトリしたら消えました。え(;゚Д゚)

戻っても反応しません。オートセーブのアプリまじ怖い。。。ヤな予感がしてPDFにしといてよかったです。

さてさて。自分のやってるのはエロですが、エンタメでもあります。
エンタメとはどういうものか? 楽しいものであります。

絶賛子育て中の高石、昨今、子供の歌をよく聞きます。犬のおまわりさん、という曲、ご存じですね?ご存じのテイで行きますよ。

あの曲は、子猫ちゃんが泣いていて、犬のおまわりさんが助けようにも助けられないという歌です。「物語」とするなら、「このおまわりさんは、子猫ちゃんを助けられるかどうか」が結末になるだろうし、多くの人は、この子猫ちゃんの笑顔、ハッピーエンドを見たいと感じます。

しかし。この曲で、この問題は解決しません。

お巡りさんも最後泣いて(鳴いて)終わります。

・・・解決しませんのです。

でも、それに文句を言う人はいません。

そもそも童謡、お話だと思ってないのもあるかもしれません。

ちょっと前に流行ったYOASOBIの「夜に駆ける」は、バッドエンドを示唆しつつも、物語はきちんと終わりを迎えます。

また、official髭男爵のルネッサーンス、じゃないや「Pretender」は、「好きな子に自分は釣り合わないからバイバイ」みたいな曲ですが、この歌は、すごく一方的な男性側の目線で終わります。ひょっとしたら付き合ってすらいない(本人がそう思ってるだけ)の可能性すらあります。

backnumberの「ハッピーエンド」は、別れの一場面を切り取った曲です。すごく好きな曲なんですが、淡々と主人公の女の子の気持ちをひたすら語り、最後はただ、さよならをするだけの曲です。

でもこれらすべて、「良質のエンタメである」と言っていいと思います。そう、物語を解決することが、エンタメの成立条件ではない訳です。

らばたの次の新作は、GoToの4話になる予定ですが、GoToシリーズのコンセプトはとにかくガイドたちといちゃいちゃすることで。でも自分は、このイチャイチャよりも先に、この一連の物語の最後はどのようになるんだ、と考えてしまいます。

その結果、美歩に謎の設定や伏線らしきものをベラベラ喋らせてしまいます。

これがマジでよくないと最近思います。

犬のおまわりさんが「じゃあちょっとこねこちゃん交番まで来て調書つくるから」というくだり、面白いですか?(面白いかも)
もし、自分がこの歌詞つくったら、4番か5番でお母さん猫を登場させてハッピーエンドにしてしまいます。

そうすると、この、子猫ちゃんが泣いていてお巡りさんが困っているほほえましいような情景は、ただの物語の1パーツになってしまいます。我々の心に残るのは、お母さんが登場したシーンになるのではないでしょうか。

となるとこれは、数ある物語の中に埋もれて。ここまで歌い継がれたでしょうか?

つまり、自分に犬のおまわりさんは書けない。

どうやら、自分はストーリーテラーで、エンターティナーではないみたいです。

なので、自分はストーリーを描こうと思います。

(抗えよ