エックスファクター

猛暑やばいですね。毎年暑さ記録更新とか嫌ですね。。。

コミケも終わり、家族触れ合いタイムもヒーヒー言いながらも華麗にこなして(どっちなんだ)ようやく日常が戻りつつ。

あっと、いきなり横道ですが、「家族サービス」って言葉、ちょっと変じゃないですか?サービスを本来のサーブ(役立つとか提供)という意味で使っているのなら良いんですけど。なんかスーパー上から目線ありません?

自分の体は、手が動かないと上手く運用できないし、足が動かないと歩けません。だから、手や足を粗末に扱ったりしません。

家族だって、誰かが病気したり倒れたら、色々なことができなくなります。家族は自分の体の一部と考えたら、メンテナンスするのは当たり前だと思うんですけど、ってそんな話は良いです横道戻れ。

今日は、自分に起こったイラストの事件の話をします。↑の挿絵はツイッターエックスに上げて、4イイネ頂いた作品です。インプレッションが100未満なので「自分の作品はおおよそ30人に一人、良いって言ってくれる」の法則からしたら、妥当な数字です。

それで、しばらくぶりにピクシブにUPしに行ったら、めちゃ好みの絵がいっぱいおすすめされてて、見に行ったら全部AI絵でした。その人達のツイッターも見に行ったんですけど、イイネいっぱいついてました。イイネ4以上です。

また、コミケでは、AI絵を堂々表紙やポスターに使ってる人もいました。本の中身と表紙が全く違う上に、解像度の差なのか、印刷がガビガビになってたりして、サークル側の人間としてはその胸中察するにあまりありまして、自分は足早に立ち去りました。

この事件の概要は「自分が好きな絵がAI絵に近くて、AI絵がたくさん評価されているのに、自分がまだ描く必要あるのかな」です。

AI絵は今後、どんどん簡略化されて、誰でもいつでも生成できるようになると思いますし、かなり生成者の指示を正確に受け取って描くと思います。そしてその絵はいずれ、手描きの絵と同等に扱われると思います。アナログとデジタルがそうだったように。(違うか?)

とすると、論点は結局「絵は、他者に評価依存するべきか」ってことになります。自分は、絵を販売してお金をもらっているので、評価をされないとダメです。生きてゆけません。かといって「無料の評価」はもらってもあまり意味ないです。

新作はおかげさまで、コミケ会場でも、委託書店でもDLでも、たくさん買っていただくことができました。自分のが力は、AI絵よりはるかに劣るのに。助かりました。買ってくださった方ありがとうございました。

でも、じゃあ何が、AI絵に勝ってるのか?
この「ファクターX」が、いろんなサークルごとに違うんだと思います。

自分は世界だの自分自身のクドさだの、毎回色々とこのXを探ってみますが、結局のところわかりません。レモンがおいしいのは(←超好きなんですよ絞ってお砂糖入れて水入れて飲みます)ビタミンCのおかげです、ってわかんないですからね。

また、確かに、その好きなAI絵の人の「画集」を買うかって言ったらたぶん買わないです。有料のイイネと、無料のイイネの差も、Xです。

といいつつ、このファクターXを、「これだ」って決め打ちしちゃうと、それはそれでつまらなくなりそうなので、もう少し手探りしてみます。

この揺らぎが良いのかもしれません。