体験報告ですぜ

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もうちょっと暑いエブリディみたいです。ひえー。ご近所の巨大なお家が地主さんのようで、農園をやっておられまして。ご挨拶に行ったらめちゃウマの美味しいブドウやナシをわけて頂きました。産直どころか、畑直ですよ。ああ。挨拶大事。
さて。先週、合気道の偉い先生体験をしたと書きまして。その最後に「今度は太極拳の偉い先生体験にいってまいります」と書いたつもりだったのですが。あれま。書いておりませなんだ。という事で週末、行ってきました。
何の話じゃ?になるとアレなので。ちゃんと読める文章として記述しますよ。自分はかれこれ10年ぐらい、趣味で、太極拳をやっています。気の回し方?とか、いわゆる発勁動作とか、そういったのが楽しくて、めずらしく10年以上も続いており、県大会などにも出場(応募すればだれでもデレマス)しております。ます。詳しく説明すると細かい流派があるのですが、あの、老人体操の得点競技的なやつと思ていただいて、差し支えありません。
自分はこれまで、いろんな先生に教わりました。最高の師範にもめぐり合えています。が、コロナが始まって以来、現在は自主練のみで、お教室には行ってません。そんななか、近所のカルチャーセンターで、いわゆる競技団体、太極拳連盟の幹部が直々に教えて下さるという情報をゲットです。これが先週からの「偉い先生がやってくるシリーズ」です。これはいくでしょ!行くしか!
で、ですね。その、これに参加した理由なんですが。自分の出来具合を見たかったこと、練習休みで忘れそうな部分を履修したかったこと。それに加えて……じつわ。メイン理由。その偉い先生というのが、毎年やる県大会の審査員を務めてるお方なのです。
自分は、ハッキリ言って、この審査員たちの実力を計りかねて、いや、疑っています。簡単に言えば、審査できてないんじゃないだろうか?と。まるでどこかの町内会のように、えらい先生の所属の選手、地位がある選手、団体の長を務める選手などが高得点です。一般の選手は、かなり鍛錬を積んでいて実力があっても、よほどとびぬけないと、めったにその上を行くことがありません。多分、上手な人ほど、力が静かな動きの中に隠れてしまうのが太極拳ですから、生半可な審判員じゃ、その選手が実力がある事すらわからないのではないかしら。殴られてみると吹っ飛ぶので、とてもよく解るのですけど。
でも、その大会では、審査員たちは表演しませんし、彼らの実力を見るチャンスが無い訳です。でも今回、その方に教えを乞える訳ですよ。千載一遇ですよ。行くしかないでしょと。
はい、結果から言っちゃいます。自分の見立てですが、正直、審査できるレベルのヒトではない、と思いました。素人よりはできるみたいですけど、型がすごく上っ面で、カラダの使い方の内面を理解できてない、もしくは勘違いされています。多分小学生の体当たりで崩せるレベルに感じました。
が つ か り 。 オレはこんな人間に審査されていたのか。
実は、この審査員の実力については、知人も結構いぶかっていて。もちろん、金メダリストのコーチがすべてメダリストという訳ではないですが、でも、いくらなんでも、入賞レベルではあるだろうと思っていたのです。武術は特に、実際に自分が出来ないと、説明や指導することが出来ない事って、すごく多くありますから。
その先生、最初は自分と一緒に型をやってくれていたのです。自分ももう、いいやと思って、「ちゃんと」やりました。そりゃあ10年やってますし、コネの無い埼玉大会では勝てないですけど、一般参加の東京の大会では優勝もしてますので、初心者ではない訳です。
そしたら、その偉い先生、途中で、一緒にやってくれなくなってしまいました。他者を指導するフリなんだか、とにかく、もう、型を見せてくれなくなりました。2時間のレッスン中、結局、1回もすべて見せてくれず。こんな先生初めてです。でも、もう、どっちでも良いです。結局、アマチュアの大会というモノはそういうモノで。そんなに評価されたければ、世界大会行くしかないなって思てしまいました。そこはそこでまた色々あるんだろうけど。
自分は、ニセモノが嫌いです。だったら、レベルの低い本物の方が良いです。面白くない癖に面白いと宣伝する本や、まずいのにタベログ操作で★をたくさんつけるお店。その著者や店主本人は、自分の実力が無い事を知ってるはずです。そんな世界に生きていて何が面白いんだろうかと思いますが、自分とは交わらない人たち……たとえ、時間を共有することになっても、精神的には交わらないと思う人たちなので、別にもう、どうでもいいと思いました。
コロナで、先の経済も見通せなくなりましたし、大不況が来るみたいなことも言われています。でも、健康は、どんな経済状態でも、必要な要素で、武術と健康はすごく関係性ありますし、面白いです。体を調整し、コントロールする体術は、今後、もっと重要になると思っています。だから、自分は、ニセモノじゃないちゃんとした知識と技術を身に着けて、磨いていきたいです。
あっれ、何この作文みたいな終わり方。
……結局、自分なのよ。価値観を自分に。今のおのれは許せるか?
自分に評価点をあげられるか?
ね。