描画理論「+ ⇔ -」

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いちおう、ブログに乗せる絵はこうやって描いていますけど、UPできるような、いわゆるデジ絵というものを、今年はほとんど仕上げておりません。手に取るは、スケッチブックにコピー用紙、それにキャンバスボード(100円ダイソー)という美術予備校生かというような日々を送っています。
なんでか?以前も書きましたが、地力をあげたいのです。デジは、というか、線でごまかせる絵は線でごまかしてしまうのです。ええ、ごまかしてしまうのです。なにを?自分をデス。描けない自分をごまかしやすいのです。
記号は、記号です。イラストは記号の描き方を競うものであるかもしれません。でも、記号では無いものを描けた上で記号を描くのがカッコイイと思うのです。なので、なるべく、記号ではなく、写真や現物を描いてきました。
結局、満足のいくものはかけてないのですが、今の自分に必要なものがいくつかわかりまsita。一つは、自分で描く、ということ。お手本の奴隷にならない事。モチーフの輪郭線を鵜呑みにして、角度を写し取るような描き方。ダメ。
もうひとつは、色彩計画。無計画で進められるほど、自分は色に精通していない。簡単に明部をつくりすぎる。
もう一つは、とっても大事な事。目線の移動。ズームと、アウト。この目が、どうしても細部に固定される。細部は描いていて楽しい。でも、瞬時に、ズームアウトしなくてはならない。これを繰り返す。もう、眼の運動。観眼というやつでしょうか。
CGから始まった自分のお絵かき漂流ですが、これまでずっと助けて頂いた、「細部を記号として描く事で意味を持つ」というCGえろ絵ならではの特権が、今、乗り越えなければいけない壁となって、自分に立ちはだかっています。
超えてゆけ、男なら。そんな心境です。
あ、作品のほうはすいません、ちょっと今、そのプリキュアイベント用のやってます。