困りました。困りましたよ。実は新作は「画集」系にしようと思っています。で、やりたいことは、液体とか、テカるからだのえろさとモンスターのきもちわるさとか、強烈で説得力のあるビジュアルが売りのモノです。写真を模写する訳ではないので写実ではないんですけど、いや、それが出来れば最高なんですけど、モンスターとヤってる女性の写真が無いので、一般の立体の陰影などを参考にして描きます。
ところがですよ。じゃあ、そこに立方体が落ちています。リアルに描いて下さい。っていっても、コレが既にかけないんです。アニメっぽい絵になっちゃう。一番単純な立体ですらかけない。なんでかけないかっていうと、正しく色が置けないからなんです。
明るい部分は明るく。白を混ぜると明るくなります。でも真っ白混ぜるとダサいので、色みのついた明るい色を混ぜます。暗い部分は黒を……混ぜると汚くなるので、明度の低い色を混ぜます。この「色選び」がまず、壁。
いやその前に、ここは暗くするという「場所」のかきかたがあまりにもいいかげんで。つまりは、立体が解ってない=デッサンが出来てないとなります。これだと、どこまでいっても立体にならない。ああ困った。
イラストのように線で囲むと、その時点で「ああこれはイラストね」と、見るものの目が、イラストになります。しかし、このちょっとリアルっぽい描き方は、見る者の目を「あれ?ん?」っていっしゅん惑わせる力があると思うのです。今回はそれがやりたい。
しかし、この道は今まで何度も破れてきた道。こんどこそ……突破したい。敵は巨大だ。