キミ、はどう思う?

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進捗状況、椅子が壊れかけてて、背中めっちゃつらいです(T_T) なんとかやってます!以上です!今日はちょっと語りますよ(エー

僕は脳科学者の茂木先生が好きです。というか、自分の父親ぐらいの年齢のオジサンで、きっちり自分の意見を持ってる人はカンタンに好きになります。理由は、自分に父がいないからかなって(大丈夫、そんな重い話じゃないです)漠然と思ってましたが、今朝、茂木先生のツイートを見て、またひとつ、自分の謎が解けました。何でオジサンが好きか!でわなく、何故僕が「自分の意見を持っていない」か、という事です(ほう)。持ってないんですよ、ええ。

とかいって、ありますよ、そりゃ。「OOOって良いよね」的な、誰も傷つけないヤツ。でも、誰かが「私はこう思う」って言ったら、僕は、まず反論しないです。するときは、もう、この人と会わないなという時だけ(最悪)。とうとうと語る相手の意見を聞きながら、「ああ、コイツ何にも解ってないな」、「論拠ナシのすげえって思って欲しいだけ話だな」とか思いつつ、そうだねー、うんうん、って言ってます(結構最悪)。

最初は、水商売の名残なのかなって思ってたんです。酔っ払いの話を聞くアレです。でも、茂木先生のツイの中に、「……日本の風土病の中に、人は同じ意見でなければならない、という奇妙な同化圧力があって、だから、違う意見の人に対してウェットな反応をしたり、抑圧したりする……」という文があって。コレを拝見したときに、いろんなものがバババって繋がりました。この風土病、まるっきり自分の母親なんです。

この歳になって解ったことですが、ウチの母は、いわゆる痛い人だったんです(大丈夫そんなに重い話では…)。外面は良いので、周りとは上手くやっていますが、家ではとにかく誰かの悪口。子供の頃、僕が好感を持っていた人に対しても徹底的にdisってました。

なので、僕が「あの人、そんな悪くないよ」なんて言おうものなら大変です。1週間くらいクチ聞いてくれないですもん(笑) 小学生の自分に、コレはキツかったです。父親がいなくなってからは母の独裁ですから、逃げ場無いですし。しょうがない、僕は自分の意見を言わないようになり、だんだん意見を持たなくなりました。

これ、恐ろしいのです。自分の意見を持つ必要がないと、人の話を聞かなくていいんです。適当にウンウンって言ってれば。だから、酔っ払いの話相手は、ある意味天職だったのかもです。 ただ、こうやって創作を発信しているというのはどこかに自分の意見を伝えたい、という欲求があるのかと。お店も最後は結構キツかったですもん。

ちょっと長くなりました。今、そういった過去のトラップがだんだん見えてきて、他者との意見が平行線で良いんだ、というのはある程度解ってはいますし、その意見の違いに面白さも見えてきています。でも、無意識に「同調しよう、自分の主張はしない、じゃあコイツの話聞かなくていいや」システムは発動してしまいます。そして、孤立まっしぐらです。

そして思いました。僕が親になったら、自分の意見を言った後、「キミはどう思う?」と、子供の意見をアウトプットさせる時間を絶対作ろう。子供の頃から自分の意見を考える癖がつくのは、どれだけ有意義なことか。その前に、僕の中ですっぽり抜け落ちてる部分を、これから大急ぎで、回収しよう。

いや、さらにその前に、まぁ、親になるかどうかがギモンだがな!
ガンバレニッポン!