という訳で今年の夏は、らばた工房として2014夏のコミケに参加することはかないませんでした。とりあえずこれは、もう無い物として、気持ちの上では既に割り切ってます。で、ふと、なんで僕はこんなにコミケに燃え始めたんだっけ?と、思い返してみました。
最初は、夏は暑いから、冬だけ参加だったんです。つまり、完全におまけというか、年に1回なら、そんなにDL製作に支障は無いから。でも、マンガを描くということが、結構面白かったんですよ。自分なりにですが、作品を一本描くと、明らかに画力が上がる(微々ね)。こりゃやり続ければ、うまくなっちゃうんじゃね?と。
そのうち、例によって、「マンガとは」という理論的な部分にぶち当たるわけです。そこで、文字とCGメインで伝える作品と、マンガで伝える作品の違いがあることにうっすら気づくものの、その正体はよくわからない。そう言う部分がすごく面白くなってきましてドキドキミステリイ。で、コミケに出れば、それなりに買っていただけるので、さらに、どんどん面白くなっていくと。
作品で振り返ると、2012年の夏あたり「吸収回廊」の頃は、マンガを作るという目新しさに、どっぷり嵌ってました。そこから今日までの作品は、半分以上がマンガです。「DLではマンガは売れない」のは解っていても、マンガを「描く」という行為が面白くて。
それから2年。とりあえず、マンガの作り方みたいなものはぼんやり解ってきたんですが、哀しいことに(かどうなのか)、マンガで描くことは、従来のラーバタスの方向性とは多少違ったものなのかな、となんとなく思いもしました。今回はその、新たな展開をしてみようと思ってたのですが、まんまと落選。そんなもんです。
でもおかげさまで、「マンガで描いてみたいこと」は、出来ました。しかしそれもやはり、らばたの活動とは少し違うものなので、これこそ、趣味としてやっていけばいいと思っています。らばたは、ほとんど、仕事だと考えてます。申告もしちゃってるし。はい。
さて。コミケを考えなくて良いとすれば、当然、もとの路線に戻ることになります。あ、冬は、コミケ応募しますよ。出してもらえれば出ます。でもDLでやることは、マンガで出来ないことの方が、良いのかなと。この2年間、絵の修行に出てたと思えば、まぁ、良いのかなと。
その2年前はどんなの描いてたのかな……なんて振り返ってみたら、あれま。もう、プリキュアいるじゃない(笑)。でも、プリキュアを知ったおかげで、ちょっとぐらいは作画も、上手くなってれば良いなと。