思索その4:蒸し暑い日にとりあえず着地

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もう。なにこの外気温。なにこの湿気。いいですか、A型ってのは10月に入ったら夏物しまっちゃったりするんですよ。フリースとかもう出しちゃったりしてるんですよ。ウチが狭いんで両方出しとけないだけかもですけど。 悔しいから昨夜はエアコンのドライ入れてやりましたとも。体は熱いのに体表面だけ冷たくなってきてなんか変な気分。カラダの調整にてこずってます。皆さんもお気をつけくださいね。

さて、ここ数日の、一連のなぞの思索日誌ですが。結局は、フリーライティングとかマインドマップとか呼ばれるようなヤツなのかな、それをブログでやってるだけなのかもです。ここでやると、誰かが見るかもしれないと思って、多少でも体裁を整えようとするし、反面、自分の覚書と言い張ることでとことん整えなくていいし(ズミマゼン)、ちょうどいいプレッシャーなんです。それに、もし、少しのかけらでも、誰かが同じことを思って前に進めなかったら、僕はこうやりましたよという資料にでもなればいい、なんてことも思っています。えへん。

活字化すると、自分が今、なにが問題で、なにに悩んでるかを、明確にできるじゃないですか。「問題の本質を知ることが出来れば、ほとんどの問題はそこで解決したようなものだ」、そう言ったのは誰だったかしら。誰も言ってなかったら高石ということにしておいてください。えへん。むし。

とりあえず、今日で一回まとめられそうなので、この一連をシメておきます。それではお送りします。「僕はなぜ、なかなか作品を立ち上げられないのか」の思索最終回。

これ、おぼえがきだから。ぼくの。ね。

まず、これまでの経緯おさらいから。お皿洗いではなくおさらいから。そういうのいいから。僕は、DL販売用(コミケ用も)の作品を「立ち上げる」のに、とにかく時間がかかるんです。最初の一歩が、すごく精神的にキツイんです。このキツサの正体がわからなくって、今回、それを考えています。そしてわかった上でそのボスをヤッツケてやりたい!というのが、最初の目標です。

その考え方として、「プリキュア絵は何枚描いてもまるでキツくない」ことを引き合いに出しています。「好きなキャラだからだろ?」という答えでとまらず、その理由の本質みたいなものに踏み込みたいと思っています。

前回で、何でオリジナル作品の立ち上げはキツイか?という問いに対して、「僕が出てこないから」というひとつ答えを出しました。それは、この自分語りブログ、描くのを面倒と思ったことが無いことからです(疲れや眠さに負けることはあっても)。プリキュア絵を「ブログ絵」に含めば、ブログ絵もキツいと思わないのは「自分の」好きなキャラだからではないか、と考えたところです。

そして、新しいステップとして、作品にも自分を「視点」として出せばよいのではないか、と。視点としての僕の考えは、セリフのやり取りなどで、読者に伝えていけばいいのではないかと。でも、らばた漫画の場合、モンスがしゃべんないからどうすればいい?というところまで書きました。

いえね、ここで「モンスがしゃべる云々」とチョーしこいて書いちゃってますが、これはちょっと最初の思索テーマとずれてしまいましタ。ココも面白いんですが、その掘り下げはまたそのテーマでやりたいと思います。最初のテーマに軌道修正します。ズミマゼン

んで、「自分が関係していれば、物事は立ち上がりやすい」のは、自分大好きな僕の場合、かなりの部分でそれは正解だと思います。なので、立ち上げ時におけるこの部分をもうちょっと掘り下げようかなと思います。実戦で使えるレベルまでに。

たとえば、今までのらばたの「物語つき作品」では、完成がLV10だとすれば、LV1~3までの時間が約7割ぐらいをしめるんです。漫画で言えば、ネームの前のプロットというか、内容構築というか。なんというか、この時間は活字などの文字的な作業の時間でなかなか絵に入れません。ようやく絵に入るときはすでに疲れ果てています。

だいたい、絵を描きたいのに文字を考えるのがおかしな話なんですが、どうしても作品とは、ストーリーを文章で作って、絵をはめていくものだと考えてるフシがありまして。ファンタジィにするには、そうする必要があるんだと思っていまして。

つまり自分とはあんまり関係ないことを、あれこれ文字で考えていると。そいつは苦痛になることもあります。たとえば、おしょうゆの買い置きがうちに1ケースある状態で、さらに他の2つのスーパーのしょうゆの値段差と品質について述べているようなものかもです(うっわ、わがんね)。これはなかなか興味の引っ掛かりをつけるのが難しい。僕がしょうゆメーカーでも勤めていれば別だけど。これが、僕が病気で、しょうゆを一日1L飲まないとしんぢゃう(やだなそれ)となれば、まったく別問題。すっごく本気で考えます。……あんまりたとえがよくないすネ。

えっと、ちょっと、文章のキレが落ちてるのお感じになりますかね?いや、このまとめをとりあえず書こうと思って前回、そのまえと問題の本質を探しながら読み直してみたんです。したら、もうわかってきちゃったんです。だからだんだん「僕にとって」、活字にする必要がなくなってきて、もう今は、コレかいてるよりさっさと作品に取り掛かりたいんです。

でも、ここまでひっぱっちゃったんで、大まとめだけ書いときます。たぶん、物語(ファンタジーは特になのかな)は、「絵が先」なのかも。ローリングも、マーガレットワイスも、そしてトールキンも。文学者系なイメージがあるから文字先のイメージだけど、ファンタジーってたぶん、頭の中に創造の「絵」があってそれを文で描いてるだけなんじゃないかしら。と、勝手に思う。でも、そうな気がする。え、うん、普通そうでしょ? え、うん、そうかも。いえ、気がつけば当たり前と感じることでも、ここにたどり着くまでにこんなに時間がかかるんですあたし。頭の整理が下手なんだろうなぁ。もう。

でも、考えてみれば、イラストなど、単発の絵もそうだ。手で描いてる時と、イメージで描いてるときは、時間のすごし方がまったく異質。イメージを追いかけて描いている時のほうが圧倒的に楽しい。今の時代、下手に技法やら資料やらが多すぎて、手癖でもそれなりにかけるようになっちゃうのがいけないんだ。ふーん。では締めくくりのまとめです。教えてワイズマン。

◆大まとめ◆

Q1:あのぉ。らばた作品の立ち上げがキツいときとか、なかなかやる気が上がらないとき、僕はどうすればいいですか?

A:①君は自分自身が大好きだから、その作品に君自身を登場させることだ。君のやりたいこと、欲望を、作品の自分にさせなさい。相手は抵抗するから、それを君の知恵と努力でなんとか突破しなさい。作品を作ることではなく、その場面を突破することに心血を注ぐことだ。

②最初から文字ではなく、絵で考えなさい。その絵をめんどくさがらずにちゃんと描いて、つなげて、最低限の文字をつけると物語になる。全部文字にすると、小説になる。

Q2:ヒロインの女の子の一人芝居になってしまって、続きのセリフが出てこず、漫画として描きにくいです。

A①君が物語の中に降りることで、ほとんどは解決する。もっと、登場人物たちの気持ちや息遣いが肌で感じられるようになる。昔は感じたことがあると言っていたじゃないか。そのうち君はまたヒロインに「うるさい黙れ」と言いだすことだろう。つまり、漫画という形式の持つ欠点ではない。すぐ何かのせいにして思考停止したがる君の欠点だ。

②高石君。忘れてしまっているね? 読み手が見たいのも、君が描きたいのも、物語としてのフォルムではなく、その一瞬のスパークではないだろうか? 何らかのカタガキとして認められたいなら、商業へ行くといい。

Q3:僕はなんでこんなにプリキュアが好きなんでしょうか?

A:①その答えを探すこと、もしくは、彼女たちに無条件の愛情を注ぎ続けること、君が製作を続ける上で必要だと思うどちらかひとつを選べる。好きにするがよい。

②しかし、君は悪くない。れいかが美しすぎるだけだ。

……なんで外人風の老人(?)が答えてるんだろう。しかも、洞窟。焚き火。一酸化炭素に注意。

おれたちのたびはまだはじまったばかりだ