ゲーテン物語

自分がゲーセンにドはまりしたといえる最初は、ダライアスです。脱ぎ麻雀はもちろん、Bウイング、テラクレスタ、リターンオブイシター、そしてフェリオスと、それまでなんとなく惰性で寄ってお金をちまちまと投入していたのに、3画面の狂気にハマりまして。いくら溶かしたんだろう。結局どれも最後まで行けなかったです。

次はバーチャファイター、最後はバーチャロンです。炎の鳥みたいな必殺技を自分しか知らないと思っていたのに、中学生ぐらいの子にあっさりかわされて、夕暮れに、なんかもういいやってなりました。

そして本日のタイトルのゲーテンというのは、ゲーセンではなく、げぼ10回の意です(汚い

火曜に娘様の持ってきた胃腸炎ウイルスにまんまとやられまして、昨日まで動けませんでした。
トイレに椅子を持ち込んで、姿勢を正し、ごぼぇえええ(汚いっての)を1時間おきにやってました。

しかしまぁ、なんと色々なウイルスに、こんなにも簡単にやられること。。。幼稚園&保育園ってのはウイルスのすくつなんでしょうか。手足口病も流行ってるとかでもう、恐ろしやです。

そんなわけでろくな進捗ございません。間に合うのかしら。毎年言ってるけどね。

ただ、ぶっ倒れながらも、頭は回る訳で。「物語」って結局「何を」描くものなんだろう?とか考える訳ですよ。(でたよ

・友との絆? ヒロインひとりしか出てこないからダメ
・キャラクターの人間性? これはちょっとあるけど、エロビデオの女優に人間性を僕は求めたことはない。
・出来事の説明? 設定で散々やってるから本編でやる必要ない

と、こんなふうにぐるぐる回ってる訳です。

「物語とは?」ネットを検索すると、「あるまとまった内容のことを話すこと。ものがたること。また,その内容。話。談話」まぁ、そうよね。塩ってNaclだよね、塩化ナトリウムだよねみたいな話で。

呼び方の別名を知りたい訳じゃなく、高石にとっての物語とはなんであるか、この答えを出さずに物語るのもホントマジホントどうかと思うんです(今更

ただ、毎回駄文のこのブログにも、ちょっとした物語があったりします。今回のげぼストーリーも、簡単に短く言えば、「娘のウイルスがうつって親が胃腸炎になった」ってだけです。

でも、これは「説明」。物語じゃない。

なのでここに、「アタシがのたうち回ってる姿」を入れると、「物語」までは行かないにしても、「エンタメ」にはなる。おじさんがウゴオオ言いながら油汗かいて死にかけてる訳です。ちょっと面白いでしょ(面白くないわ

でも、これに、娘のドラマ、親のドラマ?を追加してみます。

実はその日、娘はもともと調子が悪かったが、頑張って幼稚園に行った。お迎えに行ったその時もクラスのみんなと離れて、別室で寝ていて。かなり寂しかったようで、アタシの顔を見るなりガン泣きだった。家では超絶甘えん坊でも、幼稚園では気丈に頑張ってるみたいだ。

おそらく、お昼ご飯もそんなに食べていなかったのだろう、近所のかっぱ寿司(←自分はそんなに好きじゃない……おいしくないから)に行きたいと、泣きながら。

自分も、娘は機嫌悪い時は夜ご飯食べてくれないので、もう寿司でも何でも食べてくれればいいやと連れていって。そこで、一口めで娘げぼ(リアル詳細割愛)、タオルでキャッチしたのでお店を汚さないですんだものの、その時にがっつり自分もウイルスを取り込みました。

娘は1げぼで復活したもようで。でもアタシはもう時限爆弾です。調子悪そうにすると家族も心配するので、いつもと同じようにふるまいました。その後しばらくしてめでたく発症という流れになります。

これでもまだ説明っぽいですよね(書き方もあるけど)。

ここへさらに、「娘の親への思い」や、「親の思い」などを適度に混ぜ込むと、もっと物語っぽくなって。さらにキャラを引き立てる、「娘は実は来週バイオリンの演奏会に出ることになっていて、それが怖くて少しナーバスになっていた」とかすると、なんか詳細も立ち上がってきます。

そして結末は、バイオリン演奏会で結局上手くできなくて、挫折を味わうってすると、はい、「物語」っぽくなりましたね。

さあ、そこで聞こう。この「物語」に、キミはカネを払うか?

アタシなら、払いません。

こういうのはTwitterで見ればいい。

つまり、「物語であること」は、「らばた作品購入の第1目標」では、ない。

第1の目標は、「このお金を払って、何らかの満足が得られること」である。それが、物語であれば、ハンバーグランチについてくるエビフライのごとく、その存在感を引き立てる。

でも、物語は、強い力を持っている。これは確信。

ハリーポッターを映画館で見るのにお金を払うのは、今まで見たことが無い映像を見られることや、ハーマイオニーを見てニヤニヤするためだ。

お金を出して小説を読むのは、楽しいからだ。没頭できるからだ。

しかしこれは「物語の純度として優れている」「物語の構築論として成功している」から、「楽しい、没頭できる」という訳ではない。

物語とは、楽しめて、没頭できる「仕組み」のこと。つまり没頭&楽しみこそが目的で、いわゆる「キャラクターの成長」とか「葛藤」なんてのはその方法、ツールにすぎない。

つまり、ゲームだ。

らばたの作品は、ダライアスであり。フェリオスであるべきなんだ。

アポローーーン

(Continue シマスカ?)

えっ おわり?