日蝕如何でしたか?関東は何も変わらない日常を過ごしてしまいました。TVつけたら錦野アキラさんが熱唱しててびっくりしました。
ウチにHDDがありまして、みたいTVは録画しておくことにしています。オンタイムで見ると、つまらない時もその時間を拘束されてしまうじゃないすか。録画だと早回し、もしくは中断できるという利点があります。で、「アニメーション」というフォルダには二種類、「獣の奏者エリン」(NHK)と「涼宮ハルヒの憂鬱」がずっと自動録画になって溜まっています。
現在、ハルヒはまだ見てない回が4つ溜まってしまっています。エリンは、次週がくるのが待ち遠しく、時間があったら即見てます。溜まった回はありません。なんか私にとって、ハルヒとか、今のアニメって「見るのにパワーが居る」んです。結構スキだと想っていたドルアーガも同じ理由で、結構溜めました。あんなにハマった恋姫無双も、一回ガッツリ溜めました。なんかをこちらに強いるというか「見はじめるのが面倒」なんです。見はじめちゃえば、最後まで見るのですが・・・。
でも、何でエリンは即見たいのだろう・・・?テーマは下手したらエリンのほうが重いし、話も難しい部分もあります。「スキだから」って言う理由なら、ドルアーガのカイなんて、マイヒロインの中でもめちゃ上位なのに。色々理由を考えたのですが、やはりそのヒトツに「物語のチカラ」があるのかもしれません。
「物語のチカラ」とは、エリンの作者である上橋サンの物語がスゴイんだ、ってのももちろんあるかもですけど、それだけじゃないと想うんです。上橋サンの作品じゃなくても物語は、うねり始めたら、きっと誰だって引き込む力があるんじゃないかって。
ハルヒやドルアーガ、それに恋姫無双も好きだったのですが、民放のアニメはみんな、「基本的に一話エピソード」の繰り返しで、途中を飛ばして見ても結構話がわかったりします。繋がっても前後編。TVをみて、ドキドキハラハラして、EDを見ると、いちど肩の荷がおりちゃうんですよね。
この「ユニット式」の物語の作り方だと、キャラを出したりメカをだしたり、グッズに直結させやすい感はあります。また、多くのキャラを出しても破綻しづらいというのは、かなり作りやすい方法といえると思います。一方、エリンの売りは、なんと言ってもあの世界です。世界をグッズにするのは・・・どうすりゃいいんでしょうか。グッズ化する気などさらさら無い、これこそNHKならではの制作方法かもしれません。
世界を比較するなら、確かに、ドルアーガの世界はぼやっとしかよく解りませんでした。魔法が何であるのか、モンスターに統一性が無いのや、冒険者がどうしてみんなミニスカートなのかとか、数え上げればきりがありません。ハルヒの世界に至ってはもうなんでもアリです。私には、プラスチックみたいな肌触りだけが印象に残っています。
おっと、これは長い論文になりそう・・・なんで、いちどぐちゃぐちゃになる前に、仮結論を出しておこうと想います。
・どうやら私は「キャラのチカラ」を重視したモノより、「物語のチカラ」のある作品がスキらしい。=ということは作りたいのだと思う。
・「物語のチカラ」とは、いちど慣性をつけることによって、最後まで引っ張っていってくれるという、重要な役割を持つようだ。
・そして最も重要な「物語のチカラ」は、いつでもそこに帰れば、慣れ親しんだ家のような、古い親友のような、肌触りの良い場所が、自分を招きいれてくれるということだろう。
そうか、「物語」とは、現実世界で誰もが恋焦がれる「不変的な存在」なのかもしれないナ。