ユサイとは、お湯につけた野菜で、生暖かいその手触りがって素敵なって違います。油につけた野菜で、実にオイリーでーなくてー!そうそう油につけたサイ!ライノサローース!違うわバカーー!失礼いたしました。油彩です。
さて、カノンが流れる(←携帯のUSEN)水曜のミッドナイトですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。火曜更新に頑張って戻そうとしてみている高石です。トゥデイイズウェンズデイ!ウェンズディムーン!失礼いたしました頑張ります。
えと、その油彩です。最近こちらにご訪問になられた方はご存知ないかもですが、いや、っていうか、最近ご訪問になられた方がまずおられるのかってとこですが、そうなんです。脱線しすぎな。このブログはこれがリズム。大地のリズムなのです。あ、で、自分昔、ちょっとだけ油彩かじってたんですよ。うげ、もう10年前だ!
あの頃、なにかモノを見ると、色の調合が解ったんですよ。ああ、あのメーカーの緑にアレを混ぜればあの色になるな、みたいな。これ、そんなにすごいチカラじゃないみたいで、油彩に慣れただけらしいです。カクテル飲んでお酒の調合がだいたい解っちゃうのと一緒です当時バーテン崩れなのあたし。
でもですね。通っていたアトリエがチビッコマンガ塾的なお仕事になってしまい、自宅には作業場なんか取れずで、自分の油彩箱はそのままダンボールで眠りにつきました。あの目が今もあったら、どんなに便利か……。退化するのは簡単なんです。
しかし、ようやく、このオレ生誕至上初の広さのビバさいたまな仕事場で、油彩道具を常時ほおりだして置けるのです。キタ……キタよ奥さん……!
久しぶりにダンボールをあけると、あの匂い。ああ……いい……ラリる(おおぉぃ) おはよう!10年ぶりだね!よく寝たね!
当時、それなりにこだわってたので、筆も絵の具もいいモノを買っていたんです貧乏なくせに。そしたらあなた、10年越しでも普通に使えちゃうの。びっくりよあたし。色も鮮やかなまま。わーい。復活。リターン。
で、早速当時のキャンバスボードにあるヘッタクソな黒歴史を塗りつぶし、シャコシャコしてたらあなた、幸せとはこのことで、あっという間に時間が溶けました。ツイッタに溶かすより速い。
それでですね。これが製作に繋がるのですよ。そりゃ単純に絵を描く時間が増えますが、それだけでなく、もともとCGでやりたいなーと思ってた「厚塗りっぽいの」が油彩でやっちゃえばいいんです。趣味で、ってことね。なんせこれ、すっげ時間掛かるから、締め切りに追われる作品用には向かないんです。でも、心が厚塗り、いやさ古典技法を求めていて、作品でもそういう塗りでやっちゃおうかなーとかいつも思ってしまって。
でもでもね、油彩の厚塗りって、その絵の具の生乾きとか、実際の絵の具の層(それが厚さなのかな)を利用するから、なんか、CGのって違うなー違うなーって。キャンバスと絵の具という物質的な抵抗勢力との戦いの果てに、あの感じの塗りがあるものなのですよこれが。どれが。
そもそも、うちの作品は、一枚絵というより流れとか、モンスターの生態とか、そっちがメインじゃないすか。だから、1枚に何十時間もかけていられないの。ということで、作品用の塗りは、いわゆるCGっポイ塗りで、そっち方面で磨いていくことにしよう!と!必要時間が半分どころか、5分の1ぐらいだからね。
で。挿絵が、吹っ切れて、アニメ塗りに。コレはこれですきなの。