高石構文


いやあ涼しくなりましたね。喉痛めの高石です。寒くなってきてるのに上着出すの面倒で喉やられました。この時期毎年やります。
やるって解ってて毎回なるのは何故だと思いますか? バカだからです( ゚∀゚)ノ

でもほんと、もう少し頭が良かったらなぁって思います。特に最近、というかツイッターを見るようになってから、バカが加速してるのが良く解ります。

あっと、前回、ブレイクスルーがありまして、全頁エロじゃなくともやりたい事をやるべきだと開き直ったは良いですけど、こんどはそのやりたい事とやらがごっちゃに。今日もバカ奮戦記です。

あ、で、バカになるとどうヤバいかっていうことなんですけど、いやもう全般的にヤバい(←ヤバいとか連発してる時点でもうダメ)んですけど、とにかく、「語彙が圧倒的に減る」んですよ。言葉で表現ができなくなる。

その「言葉で表現」というのは、なにも文学小説みたいな表現をしたいって訳ではなくてですね、「目で見える単純な事象を、言語化できなくなる」ってことなんです。例文行きます。

「川沿い、対面通行の道路。信号のない横断歩道。小学生くらいの男の子が、手を挙げて横断歩道を渡ろうとしている。」

どうです?これなら、多少景色見えますよね。

目に見える事象、って言いましたが、これはただ今、自分の脳内で見えている景色です。でも、我が脳内ではこの景色の中にさらなる突沸があって「今は、車が来ていないのに、手を挙げている少年」「真面目な少年」「黒のズボン」「高そうなランドセル」「つまりこの少年はお坊ちゃんである」「しかし、悩みを抱えている」「この少年はのちに、大事件の主犯格となる」を書きたくて、はやくアウトプットしたくて最初の文章に盛り込もうとしてしまいます。

となると

「小学生くらいの少年――育ちの良さそうな、それでいて陰のある――……」

とか。こうなると最初に伝えるべき「状況」が伝わらなくなり、で、結局何を伝えたいんだか訳解らないくなるんです。

要するに、こちらが脳内を整理できてないんです。今、何を言えば良くて、何が要らないか。読み手側が、順を追って整理できるような文章が書けない。

これが、高石にとって最大のピンチなのは、「空想の世界に文字で切りこめなくなる」ということです。自分の脳内に浮かぶ景色を、アウトプット出来なくなる。絵でアウトプットできるようになれば良いんですけど、やはり現状、自分は文字の方が早い。

文字の制御ができなくなるということは、つまり、物語をたちあげられなくなる、ってことなんです。

自分は何年もこのブログを書いていますが、自分は先に目的語が来ちゃうクセを自覚しています(じゃあ直せよバカ)。

普通の文章だと

おじさんは、鳥に、ピーナッツをあげています。

になるんですが、自分は、

ピーナッツをおじさんはあげてるんですよ鳥に

になる。はやくピーナッツを言いたくてしょうがない。もっと酷くなると

袋いっぱいのピーナッツをつまみながら、時々自分も食べながら、寂しそうなおじさんは鳥にエサをあげている

うわぁ高石っぽい文。読みづらい。さらには

袋いっぱいのピーナッツをつまみながら、時々自分も食べながら、寂しそうなおじさん、おそらく、リストラされたのだろう。社会は安易にリストラし過ぎだ。経営者に他者との共存という概念がまったく感じない。

着地どこ!!??になる。文章中に思いついた「経営者ガー」の方が言いたくなってしまっている。

これは、高石の癖である「ゴールを決めずに旅立つ」のがとにかく良くない……のかな、いや、物語なんてそもそもゴールを決めるもんじゃないんじゃないかな。

それでも、多くの物語が存在するのは、ゴールを大まかに決めている……つまり、方角のみがきまっていればいいのかな。正解の方角は「読者が興奮するか否か」。

……なるほど、「つじつま合うか」より、そっちが優先か。

それでやってみます。

あ、タイトル書いて、今思いついたので、駄文追加です。構文といえば、小泉進次郎議員が有名です。

「今のままではいけない。だからこそ、日本は今のままではいけない」

高石構文に直すと

「人口も減るし資源もない日本の現状。今のままだと、めっちゃヤバい。なんで政治家はなにもしないんだ」

高石も「今のままではいけない」って言いたいんですよ。なのに、途中から「政治家ガー」を言いたくなってる。これで伝わるのは、そういうイデオロギーの人達の方で、今のままでは良くないよね、って広い注意喚起にはならない。それならむしろ、進次郎構文の方が伝わる。世間のように、小泉議員を笑えないです。

ブレるのよくないのね。

ね。