デジタルな、カラーの世界を。

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コミティアから数週間が経ております。コミティアはホントまじで売れないんですけど(言い方)、買い手さん、それもしかも、ウチの本を好きと言ってくださる方とお話しできるのが、やっぱ最高に楽しいです。売れなくても行っちゃう理由。
そして。昨今の煩雑な作業に追われつつ、やはり、1日に1度以上は思い出す……コミティアで頂いたコメントがあります。
「最近、CG集的なモノやられないですよね?」
これ、複数の方に、異口同音にて頂けました。っていうか、本のイベントなのに、アナタはデジモノがお好きなの……?とか思っちゃうんですけど、この「CG物」というニュアンスが、年1は出してる「フルカラー本」を指していないのもなんとなくわかってしまうのです。
らばたはもともと、マンガのサークルではなく、フルカラー、しかもアニメで最初から当時珍しかった「声入り」という(あれま、考えてみるとすごい事してるな)サークルでデビューしました。
でも、2011年頃より、絵の上達や、オフイベントへの参加などを考え、マンガが多めになっていきます。
でね。うち、マンガでも結局、ナレーションベースでやるじゃない。女の子しか言葉を喋る人がいないから。本来マンガは、ラノベみたいに、セリフだけでポンポン進むのがだいご味なのに。
だから、らばた作品の今のスタイルだと、無理にマンガにする必要ないのよね。CG形式でもいっしょなのよね……どころか多分、CG形式の方があってる。
かと言って、マンガの一番面白いところである「キャラ同士の掛け合い」を描きたくない訳ではないのです。ただ、モンスター喋らせるのは絶対嫌だし、ちむこ役を男にするのも嫌なのです。
「腋姦マーメイド」は、最初、男を出そうとしたんですけど、自分の拒否反応がすごくてやめました。この、ヒロインと会話をするモノを誰にするか、という点で、いつも悩みながらマンガを作っています。
やっぱり、らばたでやりたいのは「世界(モンスター)を紹介する事」。だからマンガでも、ストレートに、ドキュメント番組的なやり方をしていて、これが自分にもあってるんです。だから、これは本来のCG形式に戻して。マンガは、もっと、違うやり方で出来ないかなって考えてます。
こんな話、前もしたような。
でも、数年前にマンガを始めたときより、色々描ける様になってる(と思う)から、今、またCGやったら、それなりに面白いんじゃないかな。って
思うのです。