こんなんどーでしょう・・・朋美ちゃん比較

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  7月15日にも朋美ちゃんが上がっていますが、それと比較してみようと思いました。アニメっぽい塗りと、こういうっぽい(どういうだよ)塗りです。私はアニメっぽい塗りはどっちかって言うと好きですし、DLのような合戦の場所ではコントラストの強い塗りのほうが目立つだろうといういうイヤラシイ思惑もあります。ただ、アニメ塗りはやっぱり、どうしても表現に限界がありますよね。胸の重さとか、肌の柔らかさとか・・・。そういったものを表現していきたいって願望があるんです。
 
 でも、全然「アニメ塗りの限界」まで行って無いのにソコを語るのはいかがなものかという点については今後の党首討論の議題にしようと思います。意味不明ですが、ギャラリにしては珍しく続いちゃいます。
 
 
 

 
 前作「モンスターと交わる女たち」もそういう傾向だったのですが、「オハナシを語りたい」というより、「えろいCGを見て欲しい」というニュアンスが強くなっています。これは、イベントなどで経験した「どれだけ面白いお話を描こうと、手にとってもらえなければゼロである」ということを痛感し、とっても恐れている為です。
 
 即売会なんかで、見る側の立場になって会場を歩いていると、「無料配布」をしているサークルさんが声をかけてきてくれたりします。なるべく手に取るようにするものの、実際その時、面白くなさそうなものはやっぱり立ち止まりにくいです・・・。
 
 でも、文字だけのものなら、「文字を読もう」という構えの出来ている人が手に取ってくださるので、書き出しやテーマの趣向みたいなものが重要になるのかもですが、DLの場合は「えろ」というキーワードは捨てられないんですよね。だから、DLで戦うにはやっぱりまず、「人を振り向かせることのできる絵」が必要なのかなぁって思うんです。
 
 ここ最近アニメ塗りと離れていたのは、そんなわけなんです。アニメはもともと、枚数が必要なので「誰でも塗れる様に簡素化した塗り」じゃないすか。「誰でも塗れる」としたらやっぱり、きっといつか誰も振り向いてくれなくなる。
 
 私はここにいるよ、うちの物語はほかとちょっと違うよ、面白いからみてちょーだい! ってお客さんに訴えるのに、どこにでもあるような絵じゃ、多分ダメなのかな、って思ったんです。
 
 話はぶっ飛びますが、敬愛なるルーベンスは、それまでのなめしてなめしてスフマートなルネサンス芸術を軽く飛び越え、新たな絵画の世界を作ったんです。あの強烈な筆づかい!彼にしか出来ないストローク!当時の大勢が依然として15世紀の芸術を賞賛していたというのに、彼は自分の道を自分で作り出したんです。ああ、なんてカッコイイんだろう!なんてイカしてるんだろう!!そうそう、御大の飼っていた犬の名がパトラッシュって言うんです。そして最初の息子さんの名前がニコラスって言うんですが、レベッカがベッキーと呼ばれるように、ニコラスのニックネームはネロなんですよ!
 
 
 ・・・あれ?あれ?そんな話でしたっけ?
 
 
 ・・・あれ?
 
 
 でもルーベンスのことを書いているときは、ちょっといい気分なんです