恋愛革命2011

110607.jpg 時々「今、これをやったら絶対マズイよな」と思い始めると、どうしてもやりたくなることってありませんか?先日、脳内でその行為とリスクを天秤にかけている間にどうしても押さえられなくなりまして、駅のホームで、ラブレボリューションの最初の部分をほんの少しだけ、一瞬だけ、踊ってみました。どうやら誰にも気付かれなかったようです。ビクトリーです高石ですこんにちわ。ウォウ、オ、ウォウ、オ。

 コミケに落ちたのは残念なことですが、人が成長するには挫折や失敗、敗北感を味わった時だけだと信じているので、この不合格通知は私に何をもたらすのかを正面から受け止めてみようと考えて見ました。そして、コミケオチを見た瞬間、何を思ったかというと「サンクリ出よ」でした(あれ?正面?)。

 サンクリとは、サンダルをはいたクリリンの略ではなく、サンシャインクリエイションという池袋で行われる同人即売イベントです。出展サークル数は2000弱で、規模的には平時のコミティアよりちょっと少ないくらいです(5月コミティアだけは拡大SPで3000ちょい)。何回か一般参加で行きましたが、ほとんどが男性向けで版権ばっかりです。創作がほとんど売れない感はビシバシです。

 そんなとこにウチが行っても売れないのは解ってるんですけど。……いえ、私がまさかこんなこと言いだすとは思いませんでしたが……、本をやるようになって「読んでくれる人に届けばいい、届けたい」みたいなキモチがすごく強くなってるんです。たくさん売れなくっても、HPやDLの方にコメントくださる常連さん達をはじめ、ネットのかたすみで出会えた閲覧者のみなさんが楽しんでくだされば、結構満足じゃね?って思うようになってきまして。それがもし他の方にも受けるならそれはそれ、後からついてくるものだと。

 でもそれは歯医者の、ちげ、敗者のいい訳だという自分もどこかにいるのですが、より多くの人に受けたいと思うと、どんどん制約が増えてくるような気がして、結局また作品を出せなくなったりして。ウチって、多分他よりもちょっと変わった事してるかもしれないので、これが嬉しいって言ってくれる人に届ければいいのかな、なんて。だから、サンクリでも、まだ出会えていない、我々と同じへんたい性癖を持つ誰か一人に出会えれば、もう大成功じゃね?って。もしそれを敗者と呼ぶのなら、望んで敗者になりましょうと。

 デジタルでも、そういう気概がない訳ではないのですが。本って、製本費や参加費などのお金のリスクがでかかったり、つまんないと目の前で付き返されたりするあの感覚の中に何故か「生きてる感」みたいなものを感じるようになってしまいまして。この中で製作を行うことは絶対にデジタルにプラスになると思うんです。

 で、ですね。とりあえず今度のサンクリに、久しぶりなんで様子を見に行ってまいります。また、行ってみて思い直して、ここでサンクリとかマジありえねーしとか言い出すかもしれませんが、計算高いタイプと言われる(のか?)私の中にも、泥臭く、届けたい「モノ」なんてものがあるんだなぁと実感できたのは、これがホントのコミケオチのオチとなりまして。お後が宜しいようで。え?。チャーザー村より高石でした。

>>お返事はアウさまでございます。

 
 
 こんにちわ。慰みのお言葉ありがとうございます。お馬戦隊サイオーガンマの顛末は記したとおりでございます。作品を作らずに半年、というか前回のもコミケ合わせでしたので、約一年弱、整理がつかなかったのはここだったのかもしれません。ぼんやりと思ってはいたことだったのですが、何かを突きつけられて初めて本当に考えるというのは、高石の凡人たる証明でして。

 でも、ダメでもともと凡人戦隊ダメレンジャーの方が戦いやすいのも事実でして。多分、私はそっちのほうがパフォーマンスが出やすいような気がします。

 ほんに、社交辞令とかじゃなく、みなさんのおかげなんです。いつもありがとうございます。またお気軽においでくださいませ。