窓から見える冬空がとっても澄んでいて、気持ちよいです。僕の濁った目にも、そのブルーは癒しを届けてくれます。週の始まりの午前中だというのに、のんびりブログな高石です。まさに自宅警備員の醍醐味です。醍醐味と描いてせつなさと読みます。皆様いかがお過ごしですか。
緊迫する社会情勢の中、いきなり趣味の方のお話で恐縮です。一年かかって準備した展覧会が昨日よーやく千秋楽で、お久しぶりにひといきつけております。いや、ほんとは、コミケもあるんだしヒトイキついてるばあいじゃないんすけど、ツイてます。ツイてるね、やってるねです。実は昨夜はその展覧会の打ち上げになりまして、ほぼ全員が都内某有名美大の卒業生という絵描きたちの中に私は混じって飲んだくれておりました。
いろいろな話をしてたのですが、飲むと必ずセクシーボンバーになってしまう方が居て、途中からその方が暴れだしました。私より年上なのですが、すごく可愛く触れてくるという強力な武器を持っていらっしゃる方で、会の途中からは、おやじどもがどうやってその人のお近くに席を取るかの勝負になっていました。普段無口でシャイな絵描きが、一時的な欲望によってナゾの行動を取り始める姿は、まだまだ日本も捨てたもんじゃないなと訳の解らない感動をしておりました。
しばらく油彩をやってて、CGに戻ってくると、オーバーレイや加算、乗算といった便利すぎるレイヤのありがたみを痛感します。やり直しがきくのもすごく助かります。でも、やり直しがききすぎるのは、結局どこかでみたような表現にそろえてしまう傾向になりがちで、なんか緊張感は少ないのかなって思いました。もし、人が生きる道にctrl+z(やり直しキー)が使えてしまうのなら、文化などはぐくまれなかっただろう、きっと人は繁栄をやめることだろう……そうか、これがリン・ミンメイの唄なんだ……そんなことも何故か思いました。(来週はちゃんと書きます)