先日、ジョニー・デップから電話が掛かってきて、「やあ、明日から撮影に入るよ。全てのスタジオとスタッフは君の思い通りに使って欲しい。アンジェ(アンジェリーナ・ジョリー)も協力したいと言っている。制作費やギャラの心配は一切いらない。とびっきりのシナリオを書いてくれよな」って、もし言われても(「もし」なら先日って書くなよ)、私には何もできないことに気がつきました。
これは、「ボクはアイディアは持ってるし、発信したいこともある。舞台さえ、装置さえ用意して貰えれば、きっとすごい作品が出来るんだ」という妄想を打ち崩すのに充分なもしもボックスでした。
相変わらずの痛い人間の私ですが、この厚顔無恥ッぷりこそ高石日誌の真骨頂なのでもう少し我慢して聞いてください。で、どうやら自分はそんなにすごくないぞと悟る訳ですが、ジョニーだとちょっと想像できない……いや、それっぽいお話は考え付きますけど、そのアリスやパイレーツを超えられるかどうか、ジョニーの脇で、オーリィ(オーランド・ブルーム)をどういうキャスティングで生かすか、アン・ハサウェイばかり目立つ脚本にしないかどうか、という部分が私にとって全くイメージできない部分です(もう勝手にしろ)。
ああ、やっぱり私はたいしたことないんだな、って思いつつ、て言うか実際それほどこれをやりたいと思わない自分も居たりするんです。じゃあ、何なら、どういうもしもボックスならやりたいか?って考えました。したら主演は小坂めぐるか佐藤美紀(鈴木志保)がイイナァと。ええ、お二人ともAV女優さんです。佐藤さんの視聴者サービス精神はすばらしく、プロ魂を見せ付けられますとも……ってそうでなくって、彼女とスタッフ、スタジオを全て好き勝手に使っていいとしたら、ひょっとしたらアバター抜けるかもしれない(ぇ)、いやその前にそのシナリオは是非書かせてくれ、いや佐藤さんなら台本いらねーナなどと思ってしまう私もいます。
ああ、なんだあたしゃAV撮りたいのか、って謎の結論になってしまったんですけど、このもしもボックスをもう少し俯瞰でみると自分は、「映画を撮りたいわけじゃなくて、エロいのを撮りたい」という事なのかなって思いました。あれ、物語をやりたいはずなのに? このギャップは自分でも新たな発見で、少し不思議な気もしました。
で、新作やってます(話し飛んだね)。もういちど、しっかりエロに向き合ってみようと思いました。がっつりしたストーリー性は薄くなっちゃいますけど、一枚のCGをキチンと書くことに時間をかけて見ようなんて思っています。でも、日誌で書いて先月みたいに、語和算で願いましては~になっちゃうとアレなので、あまり詳しく書かないことをお許し下さい。なるべく一枚絵で抜けるようなものを作りたいと思います。
ちょっとこの文章展開も、なんか無責任な感じでしょ。今まで、好き勝手に出来ていた物が、余計な作法を知ることで、出来なくなってしまったりしているのかもです。「~たり」は繰り返して使う用法が正しいと思うのですが、通じるのでいいカナと放置してしまおうかななんて思っております。そんなとこが気になってしまいます。これが原因のひとつとかになって、作品が面白くなくなるのは良くないと思います。正確なデッサンをとろうとするとエロくなくなるのと似ているのかもしれません。
そんな流れもあって、製作とは無関係にエロい絵を一枚、妄想して描いて見たりしています。これは少し懐かしい気もする、とても面白い時間です。前後の展開など考えずに、この一枚にエロを爆裂させる。エロってほんとはこうあるべきなのかな、とさえ思ってしまいます。
なんかオチないけど、製作脳がまだ安定してないのよ、きっと。
最近すごいコーラが飲みたい日が続いています。炭酸飲料好きになったのは人生初です。
ポカリ派です、というか大塚製薬大好き派です。