チビッコの未来の過去が今な訳で

100326b.jpg 今日はフライディナイトですが、明日は私の捜査一課でも春の人事移動がありまして、その送別会で帰宅できなさそうなので今日中に日誌を、と思っております。なんか常連の皆さま、こういうジャブも華麗に読み流すようになって下さって久しい気もいたしますがいかがお過ごしでしょうか。今日の挿絵はネットで見つけたカワイイ子です。名前解りません。そして軽く似てません。

 最近とっても年下の彼氏彼女達とお話をすることが多く、いろいろ勉強させてもらう機会があります。小6の彼氏に「今クラスで流行ってるマンガって?」という質問をしたら、かなり考えたあげくに特にないという結論になってしまいました。マンガ雑誌なら?と尋ねると、やっぱジャンプかなぁとということでした。




 まあ、これだけネットやらケータイやらがアタリマエになって、ちょっと頭を使えばタダで手に入るものだらけです。「何か楽しいもの」や「刺激」を求めようとするとき、「マンガ雑誌を買ってみる」という選択肢は、我々の頃のそれより少し低くなっているのかもしれません。同じ意味で、半チチやミニスカ少女の肢体をやらしく描写した表紙が、昔ほど買い手をひきつける力を持っていないのではないかとも思います。性的な刺激は、いまやネットに無料で転がってます。PCも一人一台。親の寝た隙を狙って、TVの音量絞って11PMをこっそりみていた俺の青春も浮かばれません。

 でも、小学校低学年の女の子に聞いたところ……って、ああ、あのですね、何でこんなにチビッコと関わってるかって言うと、間違っても登下校中に待ち伏せしてる訳ではなく、いつも行ってる油彩のアトリエが子供クラスが爆増えしやがってるからなんです。親が文系だと子供にも絵を習わせるパターンが多いみたいで、いまやキッズカルチャー大繁盛状態です。うちらオヤジーズが追い出される日も近いかもです。

 あ、で、小学生の女の子はプリキュアだって言ってました。まだやってたのかと少し驚きましたが、戦う美少女ってキューティハニーの頃からも人気でしたし、ああ、ちゃんと受け継がれている面もあるんだなって。ポケモンも強いみたいです。「集める」ってのはいくつになっても楽しいものですしね。

 我々の世代は、マンガやアニメにガッツリ関連して育った世代であるといえると思います。だから今、オタクビジネスが成立するんですよね。でも今の子達が大きくなった時、「あの頃熱中したもの」ってなんになるのかなって考えて見ました。毎日時間刻みで習い事の子供たちです。へたしたら「塾」とかになりそうですよ。「塾カフェ」とか出来たら日本が沈む日も遠くないでしょう。私はスキではないですが3Dがアタリマエになったら「うっわ平面絵なつかしー」とか。手書きアニメはポンキッキでしか見られなくなったり。

 うちらは大人だから、良くも悪くも彼氏彼女達の住む場所を作る役目の者たちです。うちらの時、大人は何をしてくれたか?なんかいろいろしてくれた気がします。じゃあ、うちらも何かしてあげなきゃいけないと思うのですが、パソコンとか映像や通信技術の進化とか、ハード面はなんかもうお腹いっぱいで、これ以上この短期間に伸びる必要なくね?ってくらい感じます。だからもっと、ソフト麺おおナイス変換、じゃなくてソフト面をもっといじってやれればなって思っています。感動とか、情熱とか、作り話の中だけにあるものではなくって、ボクの背中が語っていければな、なんて思っています。

同人エロソフト作ってるニートの背中ですか。そうですか。
言うは易し。松本はキヨシです。