ミノフスキー粒子と無菌室

100110an.jpg 成人式が15日ではなくなって久しいですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。10代最後の夜は早く大人になりたかったのに、20代最後の夜はイヤでイヤで仕方なかった高石です。
 
 今日の日誌は、新作状況と例によって謎のつれづれなるままな感じの文章になると思います。挿絵は、私が結婚する予定のアン・ハサウェイ姫をおこがましくも描かせていただこうと思ったのですが全然似ませんでした。プラダを着てなくてもめっちゃ小悪魔な彼女にトドメを挿されたいそんな夜です。
 
 バカなこといってないで新作状況です。
 
 

 昨年末、ゴール前で振り出しに戻るマスに止まってしまったのですが、手直しはそのFlashシステムと、なんとメインのお話筋を手直しです。絵だけの手直しなら追っ付けられたかもしれませんが、そこは凝り性A型のSAGA,がっつり手を入れてみました。

 
 それと、談話室の方でソルソンについての意見をいただけたのがとても参考になってます。「あっ、そっか」って状態です。製作者っていわゆる「目が近い」状態になりがちで、特にストーリーという強大な渦に巻き込まれるとつじつまを合わせるほうに神経がみんな持ってかれてしまいます。
 
 ホワイトベースが宙に浮くのも、バルキリーがあんな細い機体でバンバン変形してもボギッと折れないのも説明なんて出てこないのに、そこは素人、自分の作品では切なさが殺せないほどにその理由を書こうとしてしまいます。
 
 私が見せたいのはえろい表現ですが、同時に、そのエロの中にお客さんの心をぐちゃぐちゃにかき回す「ナンカ」です。目が近くなった時は一旦引いて「あんな大きなホワイトベースがゴゴゴゴって浮いてたらカッコイイよな……!じゃ描きゃいいやん!」に戻って、その「ナンカ」を忘れないようにしていきたいです。何年も悩んだことはたいてい目が近くて見えてないことだったりシマス。お客さんの声はそれを一瞬で解消してくれるチカラをもっているのです。そんな感じで、ちょっと新たなココロミの新作、月内いけると思います。

 そして軽く話はフライアウェイです。TVがインターネットに取って代わるといわれて結構立ちましたが、どうでしょう?まだちょっとTVのほうが強いような気がします。私はふしぎ発見とあらびき団が見られれば幸せなので、それをネットでやってくれればどっちでもいいですけど、ネットの場合決定的な危険がありますよね。

 
 それは自分の好きなもの以外は見なくなると言うことで、より「自分に必要な情報収集」的な色合いが濃くなりそうな気がします。私も、昨今のTVのくだらなさはあまり好きじゃないです。バラエティ的なニュースや、何でそんなに偉そうなんだというコメンティターさんたちも、ちょっとイラっときます。
 
 でも、実はこのイラっとくるの大事じゃないかなって思うんです。イヤでも、それでも見なければ、自分の見たいものの順番が回ってこない。ヨノナカの多くの事柄は見たくないものや関わりたくないものなので、これをネットの利用でこちらで厳選したら、いよいよ無菌室でしか生きられない自分になりそうで怖いです。
 
 ほら、パソコンって基本的に自分の言うこと聞いてくれるでしょ。たまにそれが聞いてくれないとすっごいイライラしないすか? 私はしちゃいます。自分の思い通りにならないことは本来日常にゴロゴロしているハズなのに、いつのまにやら随分小さい人間になってしまったものだと、よく思います。
 
 ああやはり、自分にとって心地いいものばかりに囲まれているのは、とてつもなく危険なのかもです。ましてや、自分の気持ちさえ活字に出来ない人間が、壮大なファンタジーを語っちゃおうなんて言ってるんです。たとえその時間だけでも創作者として生きていたいなら、もっと目を見開いて、痛いもの、嫌なものをみるべきなのかなあって思います。
 
 本当に楽しいことが解るのは多分、いちばん辛い時ですよね。あの時、楽しかったなあって思える時間が、きっといちばん自分が伸びている時間だと思います。本当に大切なものを知るのが、それを失った時なのと同じです……ってあれ、ヤバイ、なんかカッコよくオちたので、ここでシめます。