やっぱり、今年は秋が早すぎみたいですよ。涼しい九月でしたが皆様もクールにキメましたでしょうか？（何を?） 新作の件ですが、予告申請するの遅れちゃってまだ予告開始になってません。でも発売日だけは決まったようで9/29（火）発売になります。このノート内の「告知」のほうは、発売開始後に更新いたします。
作品内容は、ＤＬサンの紹介などにも書いてありますので、こちらではオフレコ、つまりオフェンシブレコード大賞（←嘘ゆーな）情報をお送りします。
まず、あの、その、今作なんですが、ウチのヘビーリスナー（？）の方は、そこそこ楽しめると思います。ああ、いつもの世界だ……って……。小説形式という、長い文章で語りたかったのは、ヒロインの葛藤もそうですけど、いちいち世界を書きたかったんです。自然がどうですよ、石が、魔法が、と。ウチの作品に触れてくださる方の、今まで皆さんのほうで想像してくださってた部分を文章に記しました。でも、世界に入れない方にとってはもう、退屈そのもの、何が描きたいんだコイツは状態になること請け合いです。
で、ですね、お客さん聞いて。あのですね、いままで私の描く小説って、「ご都合主義」な部分を強く感じませんでした？ 私は必死に隠そうと思ってたつもりですけど、それは絶対出てたと思います。一番あからさまなのはエロシーンに行く行程です。でもエロ作品で、ヒロインがヤられちゃいそうなピンチに、正義の味方が救っちゃったら激怒でしょ。だからちゃんとヤられる「ご都合」ではあるんですが、でもこれはエロ作品の「お約束」です。このご都合はお客さんと私の共通目的の「エロＣＧの為」があったから、許されたんですよね。
だから今回、ＣＧをはずした時、私のご都合主義っぷりがありありと見えてきました。いままで、お客さんのほうで「エロのためだ、しょうがない」と見逃してくださったであろう部分がことごとく引っかかります。すんごい解りました。ウチの作品紹介ページでも少し触れているんですけど、私は今まで描いてきたのは「エロＣＧに行く過程の説明」だったんじゃあないか？と、思い知りました。こんなもんは小説じゃないんです……こんなものわあ……物語なんかじゃ……物語なんかじゃねー！
……すみません取り乱しました。でも、こうやって書くと「だから今作はちゃんと”物語”してるよ！」って言ってるみたいですが、今作をやってわかったことなので、ダメです。胸を張れません。それでも書いている途中で、めいいっぱい路線変更を試みていますが、私の思う「物語」になったかどうか解りません。もう一回同じネタで書かせてもらえるなら、思いっきり違った内容になることは確実です。
雲のようなワタガシのような、そんなものを掴もうとした「物語ってナニ？」ですが、多少なりとも手に感触を得ることが出来ました。私はこの秋、ひとつ大人になったんです。もう、チェリーとは言わせませんポークビッツ（？） で、「何を書けばいいか」は、解ったんですが、やはり縦書きＰＤＦ形式にしたもの、あの長文をモニタで読むのは嫌です。地の文（会話以外ってことね）が多いのはとくに、目がチカチカしちゃいます。「どのスタイルでかけばいいか」は、また悩みどころではあります。
いま、ここ数年で一番くらい、「すぐ次を作りたい」ってのが盛り上がっています。本当はもっと長い小説にしたいくらいですが、モニタではお客さんも読みづらいでしょうし、光過敏な私の目も、製作に耐えられません。だから、次はまたＣＧの作品に戻る予定です。塗りも、いよいよイラストスタジオもエンジンがあったまりつつあり、感触がいいです。
作りかけの台本は沢山あります。あとは絵だけなので、来月も出せたらイイナと思っております。そして今作からの飛躍をお見せできればいいと思います！……って、新作出る時にそういうこと言うなって感じですが、とにかく、今作はそういった意味でも面白いです。赤が黒にグラデーションしていく過程の作品です。
ああ、やっと抜けたかも……って気分なんです。こういうの言える人が皆さんしかいないんで、ここで言います。ああ、なんか解ったかもよオレ……。なんか解ったかもなんです。見ててよ、やっと、ちゃんと……ちゃんと……オレさ、こんどちゃんと物語かけるようになったらさ……
……どんなフラグだよ聾
