特にネットのニュース記事で「OOさんのブログが炎上した」ってよく見るような気がします。下手したらその炎上してるブログへリンクがあったりという意地悪さ。そして性格の悪い私は、ちゃんとそのリンクをたどり「炎上見物」に出かけてしまいます。で、ちょっと思ったことがあります。
いきなりですが。実はタダイマ、上橋菜穂子オネーサマの文体模写の修行中なんです。オネーサマの文体はすごくザッパリというか、キモチイイ部分を省略していて、私だったらウダウダ書いてしまいそうな余計な部分を、こっちで勝手に妄想することが出来ます。 そーすると、コトバに質感みたいな物が出てきて、これはウソじゃないんだ、みたいな気持ちにしてくれます。
ところざわ(ところが←つまんない
(私の中では日本を代表してしまうモノカキの方と、ネットの炎上書き込みを比べるのはどうかと思うのですけど)ブログ炎上にみる文体って、つづり方に特徴があって、なおかつすごい似通ってるのが多いような気がしたんです。たとえば、「私はそう思う」という意味を伝えるのに「思うに、」で始める人って、フツーはそれほど多くないと思うんです、みたいな。
たとえば、「あなたにとって社会的な責任は~」という文の後に「どのようなものなのですか」という文章があったとしマス。これはブログの主の「あなたに問う」てるわけですよね。でも、「社会的な責任はあなたにとって」という書きかたなら「オレ様の社会的責任はこうあるべきだ論」という、書き込み主の主張が強くでるじゃないすか。
また、改行後に
「これではあなたも終わりですね。残念です」
等のキメ台詞が来てる事です。文のマトメや読みやすさ考慮の為の改行じゃなく、俺のババーン!的なシーン演出だということとか、よく目に付きました。私はこれ結構恥ずかしいんで、やる場面はかなり選ぶんですけど、すごい多用されててびっくりしました。
他にも、点の打つ場所とかも読みやすさじゃなく、強調したい文章のみに全力投球されてる点とか。内容的にも、ブログ炎上が不実を働いたという槍玉だったはずなのに、論点が「オマエがオレを裏切った罪は重い」みたいな謎の論点になってたり。
たぶんこういうのって、無意識なんだろうけど、多少書き込みナレしてる人にはこういったクセってでちゃうのかな~と。ああ、炎上に参加する人って、結構似通った文体なんだな~と。思ってたんですけど・・・。
……あれ、この「コメント300」とかって、書いてるの、ホントは数人じゃね……?
って……
ちょっと恐ろしい想像をしてしまいました。
こわ。。。
(ババーン!やってんじゃん)