東京モーターサイクルショー2024に行ったのココロ

鼻づまり抜けません。モノ食べるの辛いです(T△T)。

さて、原稿やんないでどこ行ってんだって話ですよ。勝手知ったるビックサイト。今回行った理由は、まずは基本行くでしょ、ってのと、ニューマシンの下見です(ニューマシン!?。

*本文が殆ど車両に触れてないので、写真をテキトーに挟んでいます*

・大本命のドカ スクランブラー黄色

まず自分語りします(恒例)。

自分はそもそも車よりバイク好きだったのですが、マンション(アパート)住まいが続き、「クルマと自転車の駐車場はあってもバイクは禁止」というところばかりだったので、20年ほど離れていました。

しかし5年ほど前に引っ越したらばた本社に、ついにバイクを置くスペースが出来たのです。で、現在はスカイウェイブというスズキの15年落ちビックスクーターに乗っています。

「バイク好き」といいつつ、ビクスクを選んだのは、夕飯のお買い物をする必要があるからです。大量のラゲッジスペースが必要。なおかつ高速走行に耐えられるモノを探して17万で購入、30万近くかけて整備してます(バカじゃん)

そして今回、妻様の通勤車が、軽自動車から普通車にレベルアップ(軽だと、事故った時に押しつぶされる妄想がやっぱ怖かった)し、従来の軽自動車も売らずに自分の買い物用とすることで、バイクがバイクとして、つまり買い物用以外として運用することが可能になったので、ニューマシンの物色です。

・メーカーがこれ市販車として売ろうってのがスゴイ

で。問題は、駐車スペースです。結局、車用のガレージが2つ必要で。30エーカーのらばた本社はガレージ2つ、あるんですよ。その一つに贅沢にスカイウェイブを1台と自転車を止めてたのですが、今回2台埋まってしまうので、スカイウェイブは50センチの段差のある奥の庭に上げることになり。

それで先週スローブを突貫工事で作ってて風邪ひいたという訳です(世話ねえな

で、そのスローブはできたものの、やはりスカイウェイブの200キロオーバーの巨体を毎回段差上げするのはやはりキツいなということで。軽くて速くてカッコイイ車両をと思って見に行ったという訳です。

モタサイのひとびと

ココからようやく本題(ここから書けよ)です。モーターサイクルショーのレポなんですけど。

まずは、みんな「激混み!」とかいってて。お察しのとおり、コミケ基準では全く混んでるとはいえません。床見えまくりですもん。初期のコミティアって感じで、人はいるけど、その気になれば反復横跳びしながら回れます(体力

・これは混雑とは呼ばない

来場者は、とにかく白髪交じりのおじさん多過ぎ。多分8割。古い車両っぽいカスタムが人気。っていうか毎年そればっかりだけど。

今回はとくに目玉車両も無く、去年見たものと同じものがちらほら。メーカーの目玉の新作が無いので、新刊1部ください!ができません(やる気だったのか?

・CB1100につける外装セット

・これはZ900RS用の外装 ドレミコレクション すげえカッコイイ

そのせいなのか、露出高めのキャンペーンガールは多かったです。あ、そう、女性と言えば、ツイッターとYouTubeに溢れるバイク女子。女性の来場者は、付き添いの奥様除けば確実に1割未満。おそらく1%(も行かないかもしれない)程度。どこ行った。

・マリマリマリーとのコラボ なかなかの閑散

また、アニメジャパンと同日開催だったせいもあって、アニメTシャツの人もちらほら。そしてキャンペーンガール目当てのカメラオタクさん。一緒に並んで自撮りしようとして断られてました。すごくきもかったです。

って、なに?人を見に行ってきたの?それほど見るものが無かったんです。今回。で。ここで「イベント」ってなんだろう?って考える訳ですよ。(は?)

今、見せたいものが特に無いのに、とりあえず出店する(しないわけにはいかない)メーカーと、バイクを見るために?キャンペーンガールを見に?ヒマだから?行く客たち。

自分みたいな、マシン物色派は少数派だと思います。でも3割ぐらいかしら。実機をいろんなメーカーいっぺんに見られるし、またがれるので、お店を何件も回るより効率的です。ただこの層も、別にビックサイトでなくて、近所のお店に行けばいい。

「いったいこいつら、何しに来てんだ?」

先入観という気づき

そうですね。「明確な目的が無ければ、イベントへ行ってはいけない」は、間違っていますね。

お祭りなんですよね。ヒマだから行くってひともいるだろうし、バイクに興味がある人以外来てはいけないということもない。

自分はこういうイベントや、祭りもそうなんですけど、参加者側に回るとだいたいマナーの悪い人、変な行動をとる人を明確に記憶して「アイツきもかったな」的な思いをして帰ってきたりします。

今回のバイクでの帰り道も、縦横無尽に走ったり、爆音吹かせて喜んでたり、排気量の小さいバイクをあおってみたり。バイク乗ってる奴ってこんな奴ばっかりなの?って思ってしまいます。

楽しいから自分も毎回行くのですが「こういう思いをするのならもう行くのやめようかな」ってのも毎回思います。自分もそっち側だと思われるのも嫌だし。

って。今回(毎回)だらだら書いたんですが、一つの気づきはありました。

「バイクとはこういうものだ」

「イベントはこういうものだ」

という自分の小さな先入観があって、それに準じていないと

「いやな思いをした」

となる訳です。突き詰めれば

「人とはこういうものだ、こういうものであるべきだ」

という自分の決めつけが、「自分の嫌な思い」とやらを誘発する訳です。

・思ったよりカッコよかった ロイヤルエンフィールド スーパーメテオ650

決めつけエピソード

「決めつけ」で思い出しました。

先日も、いつもの大宮バイパス渋滞中(←マジで何とかしてくれ)に、あまりに頻繁に車線変更を繰り返し危険な運転をする軽自動車がいて。

まわりがそれを見てだんだんその車を入れないように間をつめるようになったんですよ。その車両が他の車線に閉じ込められたおかげでじぶんもその車を追い越すことが出来たんですが、ドライバーはなんと普通のおばさん。よっぽどのイキリヤンキーが乗ってると思ってたので自分もびっくりしました。

自分はその軽自動車を見ていた当初「全くヤンキーってのは……」って勝手に考えていたのですが、おばさんだったら、「ああなんか運転下手なのに急いでるのかなしょうがないか」って思ってました。

これはなんか変な感じです。筋が通らない。

景色も、その車の行動も、何も変わってないのに。

つまり、自分の「嫌な思い」は、自分が勝手に作ってるということになります。

モタサイで追い打ち

……って、あ、そうそう、今回は描き残さねばいけないことがありました。

自分は、風邪なのか鼻炎なのかとにかくカラダが本調子ではないので、この日はがっつりマスク、そして目深のニット帽、もこもこ首巻に花粉対策メガネというぱっと見変質者かといういでたちです。

この格好のせいなのか、各スペースの人から資料を配布されない。声をかけられない。下手したら自分飛ばして後ろの人に資料配る。

ふだん自分は、こういうイベント行くと、とにかく声をかけられます。声かけしやすいタイプだろうという自負もあり。そこらじゅうで捕まります。資料もエライ量貰うし、キャンペーンガールからは一方的に営業かけられヘラヘラとそのブースに入ってしまう。

それが今回全くなし。挙句の果てには、帰りに南棟への抜け道を聞いたスタッフのバイト女性にさえも、もごもごとあとずさりされる始末。

・南棟立体駐車場へ抜ける道

……まぁ、自由に動けるのは良いけど。

うーん、これは見た目じゃないな。オーラだ。「俺は違うんだぜ解ってるんだぜ」的な痛オーラが出てるのかな。近づきたくないのだろうな。ちょっと切ないなって思っていました。

その舞台から降りろ

で……この文章を書きながら。あれ?

ニューマシンの事何にも書いてないじゃん(収穫が無かったのよ)ってのはもう通り過ぎて。

え?「切なかった」?というのは

「自分は話しかけられてあたりまえ」って思ってるってことなんだな。

って思いました。

色々な人の時間を、自分に使ってもらってあたりまえ、自分はそういう存在だ。

いや、それはもう違うよ。もっと若い人に、もっといろいろ経験してもらうチャンスがあったほうがいい。

・駐輪場がいちばんの車両展示会になってるバイクイベントあるある

主役はもう、自分らの世代ではないのだ。

脇役に回るべし。

そして案外。自分は脇役が好きなのよ。

ホントは主役は好きじゃない。

周りから押されて主役をやってただけ(痛ポエムか

できれば舞台に上がりたくない。裏方が好き。

自分が喝采をもらうことにあまり興味は無くて、自分が支えた舞台が輝いてる方がうれしい。

ようやく、その期間に入れたのかも

(痛ポエムか

わきやくでもおかねだけはちゃんとほしい

(現実か