Adobeの支配下に

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この今日の(ホントは昨日の)ブログ更新タイミングでお知らせ出来るかなーーと思っていたのですが、なかなか強敵で。只今過去作「FlashBOOK 搾乳ウナギと夏の地下水路」のPDF化を行っております。

ほんと最近はよくお問い合わせをいただきます。前は数か月に1通程度だったのですが、最近は下手したら毎週、何らかのご要望、ご質問を頂きます。Flashがなくなることに関してなのかもしれませんが、Flash関係ない話題も多いです。先週もこのブログに書きましたが、覚えて頂けていてうれじいなーって思ってお返事書いております。
今回のFlashBOOKの画像化も、そんなお便りの1通だったのですが、すごくタイムリーではあったんですよ。新作を、どのような形にすべきかと色々試しているところだったので。リメイク作業、今、ようやくあと少しというところまで来ましたが、このFLASHBOOKのリメイク(画像化)は、ああ、このスタイル結構いいじゃん、って思えるものでした。
あ、そだ。ちょっと聞いてくださいよ奥さん。このFlashBOOKはその名の通り、FLASHを使用して作られています。FLASHは、自分が初めて絵を描いたソフトです。当時はMacromediaという会社の製品。バカフラとか、ギャバソとか懐かしいですよね。
で。それがAdobeさんに占領されて(!?)、FLASHは、アニメーションというより、HTML制作に重点を置いた、それまでの自分の好きだったFLASHとは別物になってしまいました。自分はアンチAdobeだったので、バージョンアップをどうしようか迷っていた所に、グーグルよりFLASH締め出しのお知らせですよ。なのでらばたは、FLASHをバージョンアップせず、もう、恒久的に読めるであろう画像形式=現在のマンガスタイルに舵を切ったという事です。
そして現在。自分のWin10では、自分の持っているFlash8はもう、動きません。つまり、FlashBOOKのマスターはもう開けないんです。
更には昨今のコロナですよ。「漫画にしても、出るイベントが無い」となると、デジタル商品でもこれ良いんじゃないか?となっていて、じゃあ、画像集にするか? ただ絵を描いて詰め込めばいいのか?と色々考えていたところに、今回の「搾乳うなぎの画像化が欲しい」というお便りでした。
マンガにしなくてもいい、使い慣れたFLASHで作業したい、FLASHBOOKのリメイクの必要がある、
→「新しいFLASHが欲しい」
でも。FLASHはもう買い切りソフトではなく、今後、自分がFLASHを使い続ける限り、毎月5000円、Adobeに払い続けることになります。
迷った挙句、「今はコロナで、飲みに行けないから、毎月5000円は浮く!」という謎の理由を付けて、GOしました。ショートカットなんか指が覚えていて、9年ぶりに使ったFLASHも、それなりに作業できています……そして。このしっくり感。姿かたちは違えど、根っこは、自分が愛したFLASHのままでした。もう、逃げられない。Adobeに忠誠を誓う事になってしまいました。
さて、では、リメイクを……と思ったらですよ奥さん。マスター壊れて、開けないでやんの。
………………まじっすか。
もと画像と、文字原稿を探してきて、またイチから組み直してます。
FLASHのリハビリになるからよいけど(T△T)