惨敗の記録です。

191012_bg.jpg
先日の日曜日、太極拳の表演大会がありました。正式名称は「武術太極拳」の県予選なんですけど、「武術」ってついてると散手(空手の組手みたいなものです)とかで戦うイメージありません?この大会では、相手を倒して勝つみたいなものはピリピリしたムードのものは一切なく、白髪の方たちが中心で、淡々と自分の演技をするというものです。なので自分はこの「武術太極拳」っていう呼び名は少し恥ずかしくて使いたくないのです。「健康太極拳」にすればいいのに。
で。自分も出たのは既定の型を規定通りに順番にやっていく表演で。採点競技です。片足で居るべきところを足をついてしまったら、何点減点、みたいな感じで、引き算して点数を競います。
で、自分、アウェーなんですよ。ここの「連盟」とやらに登録していない、野良です。お察しのように、自分は、お上に貢献度を競う連盟的なモノが死ぬほど嫌いです。言いたかないですけど、アウェー採点はビシバシ感じます。自分の前で足をついたおじいちゃんに、採点負けましたから。そのおじいちゃん、どこかの支部の会長やられています。そういうものなんです。
こういうのって、クサって、こんなルールじゃ話になんない、ダメだこりゃーで終わらすのは、それはそれでいいんですけど、ただ、アウェーで全国行って勝ってる人はいるんです。誰が見ても、ああ、この人が一番だよね、県大会レベルじゃないよね、って人。
で。自分がいま、ここで勝って、全国大会行って通用するか?って言ったら、それは無いと思う。つまり、アウェーでもなんでもなくて、普通に負けただけ。忖度云々があったとしても、10位が11位になったぐらい。そんなとこでクサっててもしかたない。
で。ね。今回練習しながら、自分に「基礎が無い」事を思い知ったんです。太極拳は身体に軸を作ることが重要なんですが、その軸が甘いし、傾く。複雑な派手な動作ばかり練習して、この基礎の習熟が足りていない。
ほら、絵も一緒でしょ。
アカデミックなら、立体をきちんと立体に。
記号イラストなら、記号をきちんと。
基礎。今年の目標……あとちょっとかーい
令和の目標は基礎。
基礎。