ATフィールド的な

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先日の土曜日は、プリキュアの映画公開日です。いやあ、さすがに初日行くほどヲタじゃあないですよねー初日に行ってまいりましたくっそおもしろかったです(゚∀゚)ノ

内容はここで言ってもアレなのでアレですが、映画の直前、こんなことがあったんです。隣にソロ参戦の大友くん(=ひとりで来ているオジサン)が、席を間違えて座ってて。そこへその本来の席の主である親子連れがやってきて、お父さんが「そこは自分たちの席ですよ」と言いました。

すると大友くん、最初はどかず。もたもたと自分のチケットを確認。さらにごにょごにょ言いながら、詫びもせずにようやく席移動。そのあと、映画前のCM中だったけど、何故か、すばやくぱずるん(プリキュアのスマホゲーム)を起動。館内もう暗いから、あたし横で、眩しい。本編前にはやめたけど。

突っ込みどころたくさんの中、自分は「何故このタイミングでスマホゲーム?」ってトコに引っかかり。隣で見ていて考えたんですけど、これ、アレに似てるかもって思ったんです。アレってのはですね、コミケやコミティアとかのサークル参加で「朝から一心不乱にスケブ描いてる人」。いや、いるんですよ。お願いスケブではなく。ひたすら下向いて。買い手の人とか、来てるのに。自分は「せっかくイベントに出てるのに……」ってすっごい不思議だったんですけど。コレかも!って。

こう仮定しました。「自分が不安な時に、何かをしている自分を作ることで、不安を紛らわせる、もしくは、体面を取り繕える」的な行動なのか?と。……子供か。いや、そういうの、ある人はあるのよ、大人にだって。理解してあげて……って、最近はその感じ多いですよねわが国。

でも、じゃあ、その、自分の席を守ったお父さんの方には、なんの救済もないのかしら?お父さんだって、言うの嫌だったと思うんですよ。そんなキモい感じのおっさんだったし。だから「言うの嫌なんだから、察してどいてあげるべき」って言うのは通らないの?それに、そのイベントの事だって。買いに来てる人に、下向いたまま絵描いてるのってド失礼だと思っちゃうのですよあたし。その買い手さんだって、それなりにハードル越えて来てると思うんですけど。

「自分は弱いから、察してください」という文化が通じるのは、今の狭くて短い時代だけだと思うんです。弱いんじゃあなくて「本当の自分はもっとすごい筈なのに、そうあれないから、舞台に上がらない」ってのはもう、禁煙場所での喫煙と同じくらい自分は嫌いです。

そりゃあ、本当に弱者である場合は、考慮すべきだと思うけど、こういう便乗が居るのは、ヤダなぁって思います。生活保護でベンツ乗る感じです。他人の事は察さないけど、自分は察してもらって当然、ってことでしょー。そんなの、ダメ。

でもね、この事件。あのですね、「プリキュア」っていうのは、子供を少女に、そして大人にしていく一つの通過点という役割を持っていると思うんです。その親子づれの、女の子。そのキモい大人をまじまじと見ていました。それが、ダサいことであると、多分解ったと思います。だから、必要悪、にはなったと思います。

しかし、その女の子からみれば、自分も同じ穴の大友であります。程度の問題、誤差の範疇かぁ……ため息ロカビリーであります(マッチ