灼熱のコミケリポートin C82

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 まだ右手が筋肉痛です。搬入時のカートの重たかったことと言ったら。皆様いかがお過ごしですか。近頃4枚切りの食パンにハマリはじめている高石です。表面だけ焼けるのが最近のオレ流(は?)

 さて、夏のフォトグラフ、コミックマーケットに行かれた方はお疲れ様でした!そしてらばた工房に来てくださった方!差し入れまでしていただいた方!お声をかけてくださった方!とってもありがとうございました!「丸呑みのを1部」「和姦のを……」と肉声で聞くのは、やはりあの空間が異次元であることを再認識します。と言うわけで、C82蒸し暑い東ホールにおけますらばた工房レポーツです。

 なお、上の挿絵は、コミケの数日前に見た夢です。お誕生日席かもってだけで、この強烈なプレッシャー。前日もおなか痛くなっちゃったからね。

 そして、例によって長いからね。

 さて。朝、自分のスペースに行くと、はい。机が違う方向を向いています。いじめでしょうか。ある意味そうかもですが、違います。ああ、やっぱりお誕生席。どーすんだよおい。お隣はまだ来ていらっしゃいません。両サイドが爆売れサークルで、僕の前だけは緩衝スペースになるんですよねそうですよね。ああ、殺すなら早く殺してくれ。

 テンぱりながらセットすると。お値段を書くマジックがインク切れ。ぐはぁ。仕方なくボールペンで、太く描く。ぐりぐり。そこに見本誌提出のスタッフさん。あ、見本誌表記入しないと……と、途中でボールペンインク切れ。なんと!!!でも負けない。右に回すとシャープペン。したら、「あ、ボールペンで書いてください」と。やりなおし。汗ドバー。

 印刷所から届いた本のダンボールを開けます。並べてみる。本が5種、CD3種。やっぱり全部置けない。どーすんだ。試行錯誤。そして僕は途方に暮れる。隣のサークルさんいらっしゃる。手際よく、美しく並んでいく……いかにもイベント慣れされておられる。僕もう帰りたい。場違いな自分。島中に戻して。

 お手伝いのゴロちゃん出勤。やった!待ってた理数系!配置お願い。キレイに収まる。おお!エクセレンス!!この時点で汗などで既に2kgぐらい痩せていたと思われる。

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 あとは何気なく設営をゴロちゃんにまかせて、気になってるサークルさんとかを下見にいったろかなと思ってたところに、注目サークルさんがわざわざ来て下さる。恐縮です恐縮です恐縮です。また何言ってるか解らない僕。体中の毛穴フルオープン。汗ドバー。しかし、ユニクロのドライメッシュは伊達じゃない。

 開場。あれ、いつもよりなんか出足が静か。みんな暑さで、順番待ちつかれちゃったかな。でも、勢いではなく、トルク型だった。ゆっくり、じわり、確実に攻めてくる。ただの入場規制だった。しばらく立ちっぱに。でもちゃんと声は出したつもり。しかし精神状態と歳といろいろな要素が相まって、疲労が早い。広岡達郎(?)。

 少し座らせてもらうぞ!(えばってる)ゴロちゃん頼んだ。しかしイスに座ると、顔面正面のPOPに空気の流れを遮断され、気温が上がるような感じ。そして酸素も薄い。高地トレーニング状態。

 午前中、声をかけてくださいました方、ありがとうございました。なにぶん、このような血中低酸素状態が続いていたため、不思議な言動をしていたかもしれません。丸呑みの日!と叫んで下さったかた。趣旨を説明していただければ何らかのリアクションをとったと言うのに。可愛いお兄さんだった。あれ、みんなには見えていない人なのかな?

 そしてまた、立ち続ける。僕は挑戦者だ。いつもは1時にはいったん落ち着くのに、この日はなかなか途切れない。嬉しいことなんですが。

 想像できますでしょうか、イスにひざかっくんをほんの少しされた状態で立ち続けるカッコを(ちゃんとイス置かないからだよ)。もうダメだ。脱出!挑戦者脱出!ゴロちゃん後はお任せしました!

 西に行く。「クリスペで行こう!」を買いに行く。なんと涼しい西!おお!エアコンのある幸せ!何で先に西に行ったか。東にはれいかややよいがいっぱいいすぎてお金がいくらあっても足りないから。みゆきのママとかまじやばいから。

 あと、西には、上海の絵かきさんで好きな人がいるので、新刊を買いに。中国の絵って繊細なのが多い気がします。あと、いい意味でハンコ絵ではないので、見ていて楽しいです。それと以前、コミティアで知り合った方もお誕生席になってた。他にも、お誕生席に知った顔が多く。あれあれ。今回はバースディブームか?

 スペースへ戻る途中、ワコム&セルシスのブースのお姉さんに呼び止められる。簡単にひっかかる。僕は町でも、とにかく声かけられやすいDEATH。販売系の女性の人専門に。そんなに飢えてるように見えますか。でもちゃんと、いとも簡単に立ち止まるけど。あやうくシンテック24買いそうになる。20万とか持ち歩いてるかバカー!とか思いつつ、あれ、待てよ、完売すれば……とか妄想にひたりはじめるが、離脱。

 戻ると、うおおおおなんかすごい売れてる!!? ゴロちゃん、店番ありがとうね~!いえいえと言ってくれるけど、目が笑ってない。まじゴメンネ。つかれたでしょ。僕がんばって売ります。ぼそりと、「これ、ほんとに一人でさばく気だったんですか」と。え、あ、うん。そうよ。途中で泣いて帰ってたかもだけど。やっべ相当つらかったのね。ありがとうね助かった。

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 ちょっとおとなりさんとお話できた。「ねこのてしょぼう」さん。礼儀正しくて、すごく話しやすい方。なんと、FLASHにHTMLという、ウチと同じような作品を、創作ファンタジーでやられていた。しかも!おお!続き物!!やばい!製作談義したい!なんか似たようなところで苦労されていて、おおお僕だけじゃないんだ~とか、妙に安心したり。冬にまた会いましょうね。

 で、4時。拍手。閉幕。結果は、今までで一番売れました。なんかずーっと途切れないで、買いに来て下さる方がいて。やっぱり配置ってすごい。買ってくださった方、ほんとうにありがとうございました。来月の家賃が払えます 製作のパワーになります。

 帰りはいつもの飲み屋で反省会。と言う名のプリキュア話。スマイルから入った者がまだ知らぬ領域、来年の2月には別れの日、最終回がくるんだと言うことを改めて思う。何度も別れを繰り返し、ボロボロに打ちひしがれた男が語る、その日。みゆきたちとずっといっしょにあそびたいくる。永遠に終わらないで欲しい。

 ああ、こういう話が外で平気で出来るようになりました僕。でも、周りも同じような話ばかりしているから。幼女、触手なんて言葉が飛び交う、普通の居酒屋。店員さん「今日なにかあったんですか?」と。冬もまた行くね。

 帰りの電車は一瞬でした。目をつぶってあけたらもう降りる駅ギリギリ。爆睡どころか昏睡。あっぶねー。やっと浴びたシャワーのお湯、があんなに心地よいものだったとは……

 って、ここはもうコミケレポートじゃないじゃん。以上、あの日の高石でした。

 なんでコミケってあんなに楽しいんだろう。この活動やってて本当によかった、毎年この頃は、いつもそう思うのDEATH。

 そしてらばたは通常運転に戻ります。来週もまた見て下さいね。