ごきげんよう。コミケの駐車券がハズレてもう行くのどうしようかなやめちゃおうかな(行けよ)電車マジで嫌ホントに嫌すごい嫌の高石です。あの虚無とエゴの肥大化した空間が死むほど嫌いです(どんな線乗ってんだ)。でも毎日のってる人も多いんだよね。そんなこと言ってちゃダメだよね嫌なもんは嫌なの!!
そんな泣き言は置いておきまして。新刊の本文に載せられなかったちょっと補足です。「載せられなかった」というか、載せなかったのは結局これ、風呂敷広げるだけで何の解決もしてないからで、まさに「いかがでしたかブログ」状態だからです。
でも、雰囲気だけはお楽しみいただけるかと思いまして。裏設定みたいなものです。表に出てくるかしら。かしら。
「グリモワール国の消滅」
かつてエスタリカの東、ベリテリアの森の向こう、ローグ地方の北に栄えた「グリモワール国」。しかし現代では、その存在は遥か昔のこととなり、今はただ森の中に誇り高くそびえるオーパ城が廃墟として残るのみです。
その衰退は多くの謎に包まれています。
歴史書に記される「慈悲王ルシウス」(ルシウス・ロバート・ヘレフォード)は、勇敢で優しい君主として知られ、彼の最大の願いは戦乱の時代(王冠戦争)を終結させ、平和をもたらすことでした。
グリモワールは、その武力を背景に、大きな戦争の中この国内だけは平和を維持していました。そして、多くの人たちがこの国に逃げ込み、ルシウスはそれを受け入れました。しかし、増え続ける難民たちにこの国ではその人数を受け入れきれなくなってしまいます。
ルシウス王は新たに、平和を求める者たちの居場所を作る為、グリモワール国を信頼の置ける側近、ヘンリー・ガードナーに託し、新たな国を創るための遠征に出ました。
しかし、ルシウス王を慕う国民の多くが彼に続いてしまうのです。この時に作られた国がアバディーンだと言われています……が、興味深いことに、アバディーンの公式歴史にはルシウス王の名前は見当たらず、建国者はエドリック・シャーウッド王とされており、肖像画も別人、また、ルシウス王とエドリック王の間には時間的なズレも確認されています。
グリモワール国はルシウス王が去った後、急速に衰退し、人々も消えていきました。この廃墟となった国には、獣人が住み着きましたが、唯一オーパ城だけは彼らにとって手強い存在で、落とすことが出来なかったといいます。
そして、あまり歴史の表舞台には登場しませんが、実はルシウスの側近には、かなり強力な女魔法使いがいました。名前をエリオラ・マントルと言います。彼女はルシウスの傍を離れなかったそうですが、ルシウスの出立とともに行方不明になっています。
グリモワール国の歴史は、未だに多くの疑問を残しており、その全貌は謎に包まれたままです。