名前の無い空を見上げ、悲喜こもごも夢を数える昨今、皆様いかがお過ごしですか。ネコ娘にやられてる高石です。案の定やられております。巨乳じゃなくても好きなのです。新作は、やっぱ水着が描きたいよう……(T△T) どしよ
あ、鬼太郎といえば。先週の放送では「整形」がテーマでした。整形して可愛くなった子(CVがまさかのゆかなちゃん)が、好きだった男の子(アイドルみたいな人)にコクられ、整形してないほうがよかたといわれるアニメみたいな展開です。アニメですけど。
で、その後は、可愛くなくてもやっぱり自分の顔がいいよね……って雰囲気を出しつつ、ラストはコレまでのよくある倫理観を逆転、整形した顔で天下を取っていくというモノで。ツイッターランドでは「整形とは自己肯定、自分の為。他者のためではない」みたいな解釈が多くって。イイネがいっぱいついていました。
ああもうまったく。これだから整形屋ってのは儲かる訳ですよ。いいですか、「自分のためである」って言うとなんか正しいのかなって見えますけど、これは原因のたらいまわしなので、他者のためだろうが自分の為だろうが、ゴールは同じなんです。不細工だろうが、可愛かろうが「輪郭線」しか見ていない。その輪郭線の囲まれた中身に、向き合って、どころか、見てすらいない。
じゃあ、可愛くなったとしますよ。で。そのあと周りからちやほやされました。で、その人たちはいわゆるリンカクマニアなのですよ。対象はいくらでも代替が効きますし、もっといいリンカクが出てきたら、あっさり乗り換えます。その結果「私から乗り換えないで」というおかしな立場になっちゃうでしょ。そうすると「乗り換えないから付加価値をよこせ」で負スパ突入ですよ負スパ(=負のスパイラル←注釈入れるなら最初からそう書くが良い
逆も同じですよ。その子は可愛くないから興味ない、という人も同じで、カタログの一人としてしか見ていません。また、その可愛くない子が興味をもたれないのは顔のせいじゃありません。中身が見えないからです。
あ、その「リンカクの中身」ってことなんですけど、よく言うので「その人の内面」ぐらいに思ってるでしょ。自分はそれともまたちょっとニュアンスが違くてね。性格のよさ、ではなく、「その人はどう生きて、どこを見ているか」にという所に、自分は興味があります。というか、人に対して、そこにしか興味が無い(おっぱいは例外)。うちの子たちも、生きようとしてる子を描きたいのれす。
じゃあ、ただ、「オレはジャンプで連載する!!」って言ってるだけの中学二年生ぐらいの方たちはいっぱいいますし、そういう人は興味深いかって? だからね、それもね、「ジャンプを目指しているオレ」という輪郭線なんですよ。
本来、自分が生きている結果が、自分の輪郭線になるわけでしょ。研鑽されている人の輪郭線は美しいけど、よく見ると細かい線がいっぱい連なっているもので。機械で引いた輪郭線は、機械でひいた輪郭線。単調で、機械があれば誰でも引ける。チャレンジや、いろんなことやろうとしてる人の輪郭線はとがっていたり、不安定。でも、興味深さを感じる。
と、ここまで書いて、うっわまたえらそうに語ってるから消そうと思ったんですけど、今更自重してもしかたないので、残すことにしました。コレはまさに、自論で、って逃げを打っておきますが、わが国は輪郭重視派が圧倒的だと思います。だから、多数派にウケるには、輪郭を整えたほうがいい。
らばたに魅力を感じてくださってるあなたは、残念ながら?幸運なことに?少数派です。我がサークルの輪郭は稚拙で、いびつなのですから。自分は誰でも引ける輪郭線に興味はありませんので、多分、ずっとこの路線です。共にひっそりと、そして、たおやかに暮らしていきましょう。ワタクシは、そんな皆さんに向けて描き続けたいのです。
あれ、おちた?お話、ちゃんとおちたかな……?(;゚Д゚)